穴の熊
テーマ:獣害
2011年05月11日 11時11分
獣の話が出たので、話題をもうひとつ。
早田における害獣トリオ(勝手に私が決めた)と言えば、サル・シカ・イノシシであることは間違いありません。
しかし、もうひとつ挙げて害獣カルテットにせよと言われたら、なかなか迷うところですが有力候補はアナグマではないでしょうか。
【ニホンアナグマ】
ニホンアナグマ(日本穴熊、学名:Meles meles anakuma)は、ネコ目イタチ科アナグマ属に属するアナグマの日本産亜種。独立種とする説もある。
日本の本州、四国、九州地域の里山に棲息する。11月下旬から4月中旬まで冬眠するが、地域によっては冬眠しないこともある。 体長は40 - 50cm。尾長6 - 12cm(地域や個体差により、かなり異なる)。体重4 - 12kg。指は前肢、後肢ともに5本あり、親指はほかの4本の指から離れていて、爪は鋭い。体型はずんぐりしている。 食性はタヌキとほとんど同じであるが、木の根やミミズなども掘り出して食べる。 巣穴は自分で掘る。 ため糞をする習性があるが、タヌキのような大規模なものではなく、規模は小さい。 本種は擬死(狸寝入り)をし、薄目を開けて動かずにいる。(以上、Wikipediaより)
とんでもなく長い巣を掘ることから、穴の熊と呼ばれているアナグマ。
先祖代々に渡って掘り続けた巣は300メートルにも及び、何十頭もの群れがその巣穴に住んでいます。
ニホンでは、「ムジナ」などと呼ばれ、タヌキと同じような扱いにされてきたそうです。
ただし、肉に臭みのあるタヌキと違い、美味であることから、昔話などによく出てくる「タヌキ汁」というのは実は、「アナグマ汁」である可能性が高いそうな。
タヌキがアナグマの巣に勝手に住んでいたりすることから、「同じ穴のムジナ」という言葉ができたようです。
ヨーロッパでは、「アナグマ狩り」というのはメジャーなスポーツで、ダックスフントはアナグマの巣穴に入れるように改良された猟犬だとか。
このアナグマ、鋭い爪で穴を掘り柵の下をくぐり抜け、団体さんで畑に侵入し、農作物に被害を与えます。
すんごい迷惑なんですよね…。
「害獣トリオは完璧に防いでいるはずなのに!なぜ?」というようなときは、だいたいコイツの仕業です。
ところで最近、畑に出かける人から、怖い話を聞きました…。
害獣対策としてかぶせてあった網に、シカが勝手にひっかかってもがきまわったあげく、死んでいたそうです。
キレイにしてあったのに、ひっかかって暴れ回ったのかエライことに…。
「ぐちゃぐちゃにしやがって!!」
という憤りの気持ちとともに、
「早く何とかしないと腐ってしまうなぁ…」
と憂いつつ、とりあえずその日は帰ったそうな。
で、翌日、また畑に行ってみると、シカは跡形もなくなかったそうな。
…残されたのは、ぐちゃぐちゃになった網だけ。
骨も残っていない。
…シカの死体はどこにいったの…?
何かが来て、食べてしまったのか…?
食べたとしても、骨まで…?
死体を引きずって、どこかへ持って行ったのか…?
さらに、別の人の証言によると、まったく同じことを経験したそうです。
しかも、一日という単位ではなく、数時間の間に。
つまり、さっき見たシカが、もういなくなっていたらしい…。
もちろん、これも骨もなし。
さらなる証言によると、網にカラスがひっかかってもがいていたことがあったそうな。
しばらく鳴き声がした後、いきなり静かになった。
気になって見てみたら、カラスの足だけが残っていた。
足だけを残して飛んで行くはずがない。
カラスはどこへ消えたのか…?
うーむ、怖いですねー。
ホラーですねー。
山で怪我なんかしたら、人もいなくなっちゃうんでしょうか。
これらの犯人は、いったい誰なんでしょう?
大きなシカがいなくなっていることから、クマでもいるんじゃないのか?と思ったりもしたんですけども…。
シカがいなくなった場所は、道路から近いところだし。
カラスにしても、人家のすぐそばだし。
そんなところにクマが出たら、大騒ぎになるだろうし。
だから、アナグマなんじゃないのか?って思ったりします。
「集団で群がっている様子」を、尾鷲弁では「もがる」と言うんですけども、アナグマがシカに「もがって」喰ってしまったのではないか?と。
なにぶん、団体さんですから。
…でも、骨まで…?
そこらへんが謎なんですよね…。
もしかしたら、まだ知られていない第五番目の害獣がいたりして…?
アライグマやタヌキやイタチも、山の中にはいますからねぇ…。
何が犯人なのか、わかりません。
でも何とかして、この謎を解き明かしたいものです。
ジッチャンの名にかけて!
BGMは、忌野清志郎さんの「スローバラード」。
そういえば、この人ももう亡くなったんですよね…。
未だに信じられませんが…。
ホントに早熟な天才だと思います。
飾らない何気ないコトバが、これほどまでにチカラを持つ歌手も珍しいのではないかと。
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早田における害獣トリオ(勝手に私が決めた)と言えば、サル・シカ・イノシシであることは間違いありません。
しかし、もうひとつ挙げて害獣カルテットにせよと言われたら、なかなか迷うところですが有力候補はアナグマではないでしょうか。
【ニホンアナグマ】
ニホンアナグマ(日本穴熊、学名:Meles meles anakuma)は、ネコ目イタチ科アナグマ属に属するアナグマの日本産亜種。独立種とする説もある。
日本の本州、四国、九州地域の里山に棲息する。11月下旬から4月中旬まで冬眠するが、地域によっては冬眠しないこともある。 体長は40 - 50cm。尾長6 - 12cm(地域や個体差により、かなり異なる)。体重4 - 12kg。指は前肢、後肢ともに5本あり、親指はほかの4本の指から離れていて、爪は鋭い。体型はずんぐりしている。 食性はタヌキとほとんど同じであるが、木の根やミミズなども掘り出して食べる。 巣穴は自分で掘る。 ため糞をする習性があるが、タヌキのような大規模なものではなく、規模は小さい。 本種は擬死(狸寝入り)をし、薄目を開けて動かずにいる。(以上、Wikipediaより)
とんでもなく長い巣を掘ることから、穴の熊と呼ばれているアナグマ。
先祖代々に渡って掘り続けた巣は300メートルにも及び、何十頭もの群れがその巣穴に住んでいます。
ニホンでは、「ムジナ」などと呼ばれ、タヌキと同じような扱いにされてきたそうです。
ただし、肉に臭みのあるタヌキと違い、美味であることから、昔話などによく出てくる「タヌキ汁」というのは実は、「アナグマ汁」である可能性が高いそうな。
タヌキがアナグマの巣に勝手に住んでいたりすることから、「同じ穴のムジナ」という言葉ができたようです。
ヨーロッパでは、「アナグマ狩り」というのはメジャーなスポーツで、ダックスフントはアナグマの巣穴に入れるように改良された猟犬だとか。
このアナグマ、鋭い爪で穴を掘り柵の下をくぐり抜け、団体さんで畑に侵入し、農作物に被害を与えます。
すんごい迷惑なんですよね…。
「害獣トリオは完璧に防いでいるはずなのに!なぜ?」というようなときは、だいたいコイツの仕業です。
ところで最近、畑に出かける人から、怖い話を聞きました…。
害獣対策としてかぶせてあった網に、シカが勝手にひっかかってもがきまわったあげく、死んでいたそうです。
キレイにしてあったのに、ひっかかって暴れ回ったのかエライことに…。
「ぐちゃぐちゃにしやがって!!」
という憤りの気持ちとともに、
「早く何とかしないと腐ってしまうなぁ…」
と憂いつつ、とりあえずその日は帰ったそうな。
で、翌日、また畑に行ってみると、シカは跡形もなくなかったそうな。
…残されたのは、ぐちゃぐちゃになった網だけ。
骨も残っていない。
…シカの死体はどこにいったの…?
何かが来て、食べてしまったのか…?
食べたとしても、骨まで…?
死体を引きずって、どこかへ持って行ったのか…?
さらに、別の人の証言によると、まったく同じことを経験したそうです。
しかも、一日という単位ではなく、数時間の間に。
つまり、さっき見たシカが、もういなくなっていたらしい…。
もちろん、これも骨もなし。
さらなる証言によると、網にカラスがひっかかってもがいていたことがあったそうな。
しばらく鳴き声がした後、いきなり静かになった。
気になって見てみたら、カラスの足だけが残っていた。
足だけを残して飛んで行くはずがない。
カラスはどこへ消えたのか…?
うーむ、怖いですねー。
ホラーですねー。
山で怪我なんかしたら、人もいなくなっちゃうんでしょうか。
これらの犯人は、いったい誰なんでしょう?
大きなシカがいなくなっていることから、クマでもいるんじゃないのか?と思ったりもしたんですけども…。
シカがいなくなった場所は、道路から近いところだし。
カラスにしても、人家のすぐそばだし。
そんなところにクマが出たら、大騒ぎになるだろうし。
だから、アナグマなんじゃないのか?って思ったりします。
「集団で群がっている様子」を、尾鷲弁では「もがる」と言うんですけども、アナグマがシカに「もがって」喰ってしまったのではないか?と。
なにぶん、団体さんですから。
…でも、骨まで…?
そこらへんが謎なんですよね…。
もしかしたら、まだ知られていない第五番目の害獣がいたりして…?
アライグマやタヌキやイタチも、山の中にはいますからねぇ…。
何が犯人なのか、わかりません。
でも何とかして、この謎を解き明かしたいものです。
ジッチャンの名にかけて!
BGMは、忌野清志郎さんの「スローバラード」。
そういえば、この人ももう亡くなったんですよね…。
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とにかくケモノを防ぐ!
テーマ:活性化
2011年05月11日 08時35分
この連休に早田に帰ってきた方は、
「あれ?なにこれ↓?」
と思ったかもしれません。
マルダイ商店加工場の上側にある小さな畑に、鋼管がはりめぐらされ、網がかけられています。
万全に獣害対策をほどこして、中にはいろいろと苗を植えています。
こちら活性化事業で進めている、「休耕作地の利活用」および、「獣害対策試験」なんです。
こないだ、電柵を立てたという記事をのせましたが、実際立てたあとにシカが侵入しており菜の花の芽がほとんど喰われてしまっていたため、さらにイノシシの被害も食い止めるため、もっと強固な柵を立てることにしたのです。
以前に立てた電柵は主にサル対策を目的としているため、もしもイノシシに全力で突っ込まれると、網が倒れてしまうかもしれません。
やつら、喰いたいものがあればなんとしてでも突っ込みますからね。
私一人ではとても動かせないような岩でも、ゴロゴロ転がしてます。
とにかく、せっかく作ったのに喰われてしまうことは避けたいのです。
萬寿治さんが大将になって、大敷の若い衆も手伝ってくれて、素晴らしいものができています。
まずは、柱となる鋼管を立て、ジョイントでつないでいきます。
上から見た図。
さらに網をかぶせていきます。
もうこれで、サルもイノシシもシカもカラスも、入ることはできないでしょう。
まだ作業は残っていますが、この暑い中、汗かいてがんばってくれている皆さんに感謝したいです。
ちなみに昨日は尾鷲で32度もあったそうですよ!暑いはずですよね…。まだ早田は風があって、少々涼しかったですが…。
さてもっとも肝心な、「何を植えるのか?」ということなんですが、せっかくですから、「早田に関連するもの」を植えたいと考えています。
お盆やお正月に必要なものであったり、早田の人たちがよく食べるものであったり。
そこらへんはしっかりと、「早田らしさ」を出していこうかな…と。
そしてもう一ヶ所、活性化事業で取り組んでいる畑があります。
そちらはもう一段階整備が残っていますので、それが終わってから本格的に取り組むことになりますが、どちらも豊作を目指しますよー。
畑の様子も、随時ブログで報告していきますので、どうぞお楽しみに!
BGMは、ドリフターズの「誰かさんと誰かさん」。
畑は畑でも、麦畑ではないですが…。
イチャイチャしている二人もおりませんが…(笑)。
まだ歌手だった頃の、ドリフターズです。
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と思ったかもしれません。
マルダイ商店加工場の上側にある小さな畑に、鋼管がはりめぐらされ、網がかけられています。
万全に獣害対策をほどこして、中にはいろいろと苗を植えています。
こちら活性化事業で進めている、「休耕作地の利活用」および、「獣害対策試験」なんです。
こないだ、電柵を立てたという記事をのせましたが、実際立てたあとにシカが侵入しており菜の花の芽がほとんど喰われてしまっていたため、さらにイノシシの被害も食い止めるため、もっと強固な柵を立てることにしたのです。
以前に立てた電柵は主にサル対策を目的としているため、もしもイノシシに全力で突っ込まれると、網が倒れてしまうかもしれません。
やつら、喰いたいものがあればなんとしてでも突っ込みますからね。
私一人ではとても動かせないような岩でも、ゴロゴロ転がしてます。
とにかく、せっかく作ったのに喰われてしまうことは避けたいのです。
萬寿治さんが大将になって、大敷の若い衆も手伝ってくれて、素晴らしいものができています。
まずは、柱となる鋼管を立て、ジョイントでつないでいきます。
上から見た図。
さらに網をかぶせていきます。
もうこれで、サルもイノシシもシカもカラスも、入ることはできないでしょう。
まだ作業は残っていますが、この暑い中、汗かいてがんばってくれている皆さんに感謝したいです。
ちなみに昨日は尾鷲で32度もあったそうですよ!暑いはずですよね…。まだ早田は風があって、少々涼しかったですが…。
さてもっとも肝心な、「何を植えるのか?」ということなんですが、せっかくですから、「早田に関連するもの」を植えたいと考えています。
お盆やお正月に必要なものであったり、早田の人たちがよく食べるものであったり。
そこらへんはしっかりと、「早田らしさ」を出していこうかな…と。
そしてもう一ヶ所、活性化事業で取り組んでいる畑があります。
そちらはもう一段階整備が残っていますので、それが終わってから本格的に取り組むことになりますが、どちらも豊作を目指しますよー。
畑の様子も、随時ブログで報告していきますので、どうぞお楽しみに!
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