このサイトは、旧ブログをHTML形式で保存したアーカイブです。最新情報は新しい「おわせの“早田”ブログ」をご覧下さい。

≪最初 <とにかくケモノを… |TOP| 漁協合併について…> 最新≫

穴の熊

テーマ:獣害
獣の話が出たので、話題をもうひとつ。



早田における害獣トリオ(勝手に私が決めた)と言えば、サル・シカ・イノシシであることは間違いありません。

しかし、もうひとつ挙げて害獣カルテットにせよと言われたら、なかなか迷うところですが有力候補はアナグマではないでしょうか。


【ニホンアナグマ】
アナグマ
ニホンアナグマ(日本穴熊、学名:Meles meles anakuma)は、ネコ目イタチ科アナグマ属に属するアナグマの日本産亜種。独立種とする説もある。
日本の本州、四国、九州地域の里山に棲息する。11月下旬から4月中旬まで冬眠するが、地域によっては冬眠しないこともある。 体長は40 - 50cm。尾長6 - 12cm(地域や個体差により、かなり異なる)。体重4 - 12kg。指は前肢、後肢ともに5本あり、親指はほかの4本の指から離れていて、爪は鋭い。体型はずんぐりしている。 食性はタヌキとほとんど同じであるが、木の根やミミズなども掘り出して食べる。 巣穴は自分で掘る。 ため糞をする習性があるが、タヌキのような大規模なものではなく、規模は小さい。 本種は擬死(狸寝入り)をし、薄目を開けて動かずにいる。(以上、Wikipediaより)


とんでもなく長い巣を掘ることから、穴の熊と呼ばれているアナグマ。

先祖代々に渡って掘り続けた巣は300メートルにも及び、何十頭もの群れがその巣穴に住んでいます。

ニホンでは、「ムジナ」などと呼ばれ、タヌキと同じような扱いにされてきたそうです。

ただし、肉に臭みのあるタヌキと違い、美味であることから、昔話などによく出てくる「タヌキ汁」というのは実は、「アナグマ汁」である可能性が高いそうな。

タヌキがアナグマの巣に勝手に住んでいたりすることから、「同じ穴のムジナ」という言葉ができたようです。


ヨーロッパでは、「アナグマ狩り」というのはメジャーなスポーツで、ダックスフントはアナグマの巣穴に入れるように改良された猟犬だとか。





このアナグマ、鋭い爪で穴を掘り柵の下をくぐり抜け、団体さんで畑に侵入し、農作物に被害を与えます。

すんごい迷惑なんですよね…。

「害獣トリオは完璧に防いでいるはずなのに!なぜ?」というようなときは、だいたいコイツの仕業です。





ところで最近、畑に出かける人から、怖い話を聞きました…。

害獣対策としてかぶせてあった網に、シカが勝手にひっかかってもがきまわったあげく、死んでいたそうです。

キレイにしてあったのに、ひっかかって暴れ回ったのかエライことに…。

「ぐちゃぐちゃにしやがって!!」

という憤りの気持ちとともに、

「早く何とかしないと腐ってしまうなぁ…」

と憂いつつ、とりあえずその日は帰ったそうな。

で、翌日、また畑に行ってみると、シカは跡形もなくなかったそうな。

…残されたのは、ぐちゃぐちゃになった網だけ。

骨も残っていない。


…シカの死体はどこにいったの…?

何かが来て、食べてしまったのか…?

食べたとしても、骨まで…?

死体を引きずって、どこかへ持って行ったのか…?





さらに、別の人の証言によると、まったく同じことを経験したそうです。

しかも、一日という単位ではなく、数時間の間に。

つまり、さっき見たシカが、もういなくなっていたらしい…。

もちろん、これも骨もなし。




さらなる証言によると、網にカラスがひっかかってもがいていたことがあったそうな。

しばらく鳴き声がした後、いきなり静かになった。

気になって見てみたら、カラスの足だけが残っていた。

足だけを残して飛んで行くはずがない。

カラスはどこへ消えたのか…?




うーむ、怖いですねー。

ホラーですねー。

山で怪我なんかしたら、人もいなくなっちゃうんでしょうか。




これらの犯人は、いったい誰なんでしょう?

大きなシカがいなくなっていることから、クマでもいるんじゃないのか?と思ったりもしたんですけども…。

シカがいなくなった場所は、道路から近いところだし。

カラスにしても、人家のすぐそばだし。

そんなところにクマが出たら、大騒ぎになるだろうし。


だから、アナグマなんじゃないのか?って思ったりします。


「集団で群がっている様子」を、尾鷲弁では「もがる」と言うんですけども、アナグマがシカに「もがって」喰ってしまったのではないか?と。

なにぶん、団体さんですから。


…でも、骨まで…?


そこらへんが謎なんですよね…。


もしかしたら、まだ知られていない第五番目の害獣がいたりして…?



アライグマやタヌキやイタチも、山の中にはいますからねぇ…。


何が犯人なのか、わかりません。


でも何とかして、この謎を解き明かしたいものです。


ジッチャンの名にかけて!


















BGMは、忌野清志郎さんの「スローバラード」。

そういえば、この人ももう亡くなったんですよね…。
未だに信じられませんが…。
ホントに早熟な天才だと思います。
飾らない何気ないコトバが、これほどまでにチカラを持つ歌手も珍しいのではないかと。



















↓こちらぽちっぽちっとお願いします。
にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログ 尾鷲情報へ
にほんブログ村
にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログ 三重県情報へ
にほんブログ村

コメント

最近の記事一覧

カレンダー

<<      2018年05月      >>
29 30 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 1 2

プロフィール

こうちゃん

こうちゃん

早田(はいだ)の漁協職員で、エクスマ8期生のこうちゃんです。
尾鷲生まれ尾鷲育ちですが、幼い頃から早田で遊んでお世話になりました。
広く、深く、楽しく、明るく、おおらかに、前向きに、良心的に、素直に、物事を捉えて考えて行動したいと思っています。
よかったらこのブログにも、そして尾鷲市早田町にも、遊びに来てください!

性別
男性

メッセージを送る

このブログの読者

読者になる
読者数:1人
  • アリアリ

お気に入りブログ

最近のトラックバック