祭礼 その2 2月11日
テーマ:ふるさと
2011年02月20日 10時26分
2月11日は、建国記念日です。
早田では、早田神社の祭礼があります。
この日は、昔はそりゃにぎやかなものでした。
この早田の町が4地区に分かれ、それぞれ道中手踊りをして、それぞれの御輿があったのです。
町中を練り歩き、広場に戻ってきたものです。
私も、見に行った記憶があります。
ハッピ姿の叔父や従兄弟に、テングラ(肩車)されている写真があります。
現在は、この道中手踊りは行われていません。
が、「昔のにぎやかさを取り戻そう!」ということで、神社祭礼行事の後、船上神楽と、市場にて餅まきをやっています。
さらに、今年はよさこいソーランのチームも来て、踊ってくれました。
午前9:30から神社の祭礼。
漁協の庶務担当者が、祭礼の司会を務めるということですが、それは今年から私なんです。
変な日本語ですみません(笑)。
そういうわけで、組合長や林さんに教えてもらって何とか準備をしていましたが、とにかくこの日は雪!
東海地方は記録的な大雪でした。
早田は、雪と雨のあいのこみたいなみぞれが降っていましたが、トンネルをひとつ抜けた尾鷲では、すっかり積もったようです。
萬寿治さんと組合長が、祭殿奥にビニールシートをかけてくれて、何とかそこだけは濡れないようにしてくれました。
「早田の祭りは寒い」というのが定番だそうですが、「こんなに雪が降ったのも初めて」だそうです。
町の古老に聞いても、「記憶にない」とのことでした。
初めてのつたない司会で、ご迷惑もかけましたが、神主さんはじめ皆様にご教授いただきながら、何とか終了しました。
ひとつだけ、「あれ!」っていう出来事があったのですが、まあ、それも勉強です。
やはり準備というのはどれだけしても安心してはいけないということです。
その後、公民館にて「祭りの集い」がありました。
昔は、祭礼の後に、「直会(なおらい)」という町全体の飲み会があったのですが、現在は祭礼後に神社で御神酒を1杯飲むだけになっています。
「せっかくのお祭りなんだから、にぎやかに飲み食いしよう!」
という組合長の意向で、公民館にておいしい料理・お酒が振る舞われました。
毎度のことながら、早田のお母さんたちには頭が下がります。
その後、12:00近くになって船上神楽が出港。
大敷網や湾内を回って、「剣の舞」「弊の舞」を奉納。
船が帰ってきて、恵比須さんと市場で神楽を奉納した後、尾鷲のよさこいソーランチーム「鷲飈躍(じゅひょうやく)」が、2曲踊ってくれました。
↑で、ビデオを撮ってくれているのが、くじらくんです。
この踊りで一気にお祭り気分が盛り上がりました。
やっぱりにぎやかじゃないとね!お祭りだもの!
そして、いよいよお待ちかねの餅まき。
他所の方にはわかりくいかもしれませんが、この地方では、家を新築したときなどに、袋に入った餅をまく行事があります。
近所の人もたくさん拾いに来て、にぎやかになるのです。
今回はお祭りということで、餅とお菓子を盛大に市場でまきました。
それにつけても、餅まきで一番痛感するのは、お母さんたちのたくましさよ(笑)。
前列で、前掛けを広げて待っているんですよ。
油断すると、まだ段ボールに入っている餅まで持っていかれそうです(笑)。
僕の経験談から、餅まきの傾向と対策を考えますと、一番拾うためには、場所はやはり前列。
絶対に、餅は近くに落ちるほうが多いのです。
そして、視線は下です。地面を見なきゃいけません。
なぜならば、空中でキャッチされる餅は、少ないのです。
ほとんどが地面に落ちますから、それを素早くひっつかむことが大切です。
さらに、両手が動けて入れやすくて袋。これがあれば完璧です。
片手よりも両手のほうが効率がいいに決まってますし、つかんだ餅をいかに素早く正確に袋に入れるかというのは、とっても重要なことです。
もちろん、戦後処理も忘れてはいけません。
全然拾えていない知り合いがいたら、快く分けてあげましょう。
それであなたの度量の広さを、示すことができるでしょうし、おいしいもの・お祝いはみんなで分けたほうが喜びも大きいものです。
あげすぎて自分の分がないってのはダメですよ。
それは「計画性のないただのお人好し」と見なされますからね。
帰宅したときに家族が喜ぶくらいの餅は残しておきましょう。
ちょっと熱く語ってしまいましたが、そんなこんなで、2月11日は終了しました。
僕はこの日も、早田に泊まりました。
BGMは、光GENJIの「剣の舞」。
剣の舞ということで…。ハチャトウリャンと迷ったのですが、こちらに(笑)。
僕が小学校5.6年の頃に、光GENJIの勢いがすごかったのを思い出します。
流行にうとい僕でさえ、いまだに何曲か覚えてて歌うことができますからねぇ。
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早田では、早田神社の祭礼があります。
この日は、昔はそりゃにぎやかなものでした。
この早田の町が4地区に分かれ、それぞれ道中手踊りをして、それぞれの御輿があったのです。
町中を練り歩き、広場に戻ってきたものです。
私も、見に行った記憶があります。
ハッピ姿の叔父や従兄弟に、テングラ(肩車)されている写真があります。
現在は、この道中手踊りは行われていません。
が、「昔のにぎやかさを取り戻そう!」ということで、神社祭礼行事の後、船上神楽と、市場にて餅まきをやっています。
さらに、今年はよさこいソーランのチームも来て、踊ってくれました。
午前9:30から神社の祭礼。
漁協の庶務担当者が、祭礼の司会を務めるということですが、それは今年から私なんです。
変な日本語ですみません(笑)。
そういうわけで、組合長や林さんに教えてもらって何とか準備をしていましたが、とにかくこの日は雪!
東海地方は記録的な大雪でした。
早田は、雪と雨のあいのこみたいなみぞれが降っていましたが、トンネルをひとつ抜けた尾鷲では、すっかり積もったようです。
萬寿治さんと組合長が、祭殿奥にビニールシートをかけてくれて、何とかそこだけは濡れないようにしてくれました。
「早田の祭りは寒い」というのが定番だそうですが、「こんなに雪が降ったのも初めて」だそうです。
町の古老に聞いても、「記憶にない」とのことでした。
初めてのつたない司会で、ご迷惑もかけましたが、神主さんはじめ皆様にご教授いただきながら、何とか終了しました。
ひとつだけ、「あれ!」っていう出来事があったのですが、まあ、それも勉強です。
やはり準備というのはどれだけしても安心してはいけないということです。
その後、公民館にて「祭りの集い」がありました。
昔は、祭礼の後に、「直会(なおらい)」という町全体の飲み会があったのですが、現在は祭礼後に神社で御神酒を1杯飲むだけになっています。
「せっかくのお祭りなんだから、にぎやかに飲み食いしよう!」
という組合長の意向で、公民館にておいしい料理・お酒が振る舞われました。
毎度のことながら、早田のお母さんたちには頭が下がります。
その後、12:00近くになって船上神楽が出港。
大敷網や湾内を回って、「剣の舞」「弊の舞」を奉納。
船が帰ってきて、恵比須さんと市場で神楽を奉納した後、尾鷲のよさこいソーランチーム「鷲飈躍(じゅひょうやく)」が、2曲踊ってくれました。
↑で、ビデオを撮ってくれているのが、くじらくんです。
この踊りで一気にお祭り気分が盛り上がりました。
やっぱりにぎやかじゃないとね!お祭りだもの!
そして、いよいよお待ちかねの餅まき。
他所の方にはわかりくいかもしれませんが、この地方では、家を新築したときなどに、袋に入った餅をまく行事があります。
近所の人もたくさん拾いに来て、にぎやかになるのです。
今回はお祭りということで、餅とお菓子を盛大に市場でまきました。
それにつけても、餅まきで一番痛感するのは、お母さんたちのたくましさよ(笑)。
前列で、前掛けを広げて待っているんですよ。
油断すると、まだ段ボールに入っている餅まで持っていかれそうです(笑)。
僕の経験談から、餅まきの傾向と対策を考えますと、一番拾うためには、場所はやはり前列。
絶対に、餅は近くに落ちるほうが多いのです。
そして、視線は下です。地面を見なきゃいけません。
なぜならば、空中でキャッチされる餅は、少ないのです。
ほとんどが地面に落ちますから、それを素早くひっつかむことが大切です。
さらに、両手が動けて入れやすくて袋。これがあれば完璧です。
片手よりも両手のほうが効率がいいに決まってますし、つかんだ餅をいかに素早く正確に袋に入れるかというのは、とっても重要なことです。
もちろん、戦後処理も忘れてはいけません。
全然拾えていない知り合いがいたら、快く分けてあげましょう。
それであなたの度量の広さを、示すことができるでしょうし、おいしいもの・お祝いはみんなで分けたほうが喜びも大きいものです。
あげすぎて自分の分がないってのはダメですよ。
それは「計画性のないただのお人好し」と見なされますからね。
帰宅したときに家族が喜ぶくらいの餅は残しておきましょう。
ちょっと熱く語ってしまいましたが、そんなこんなで、2月11日は終了しました。
僕はこの日も、早田に泊まりました。
BGMは、光GENJIの「剣の舞」。
剣の舞ということで…。ハチャトウリャンと迷ったのですが、こちらに(笑)。
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祭礼 その1 2月10日
テーマ:ふるさと
2011年02月18日 08時24分
この連休の祭礼が終わって、やっと正月気分が抜けました。
・・・もしかしたら抜けてない人もいるかもしれませんけど(笑)
とりあえず、稲荷神社の宵宮が終われば、伝統行事は一段落です。
が、まだまだやることは山積み。
ひとつずつこなしていきます。
その日にあったことを、タイムリーに細かくブログにアップしたいと思っていたのですが、ちょっと無理でした。
充実しまくった日々でございましたよ。
というわけで、まとめてアップします!
さて、まずは2月10日から。
この日は、午前中に祭礼の準備。
当日バタバタしないように必要なものを確認し、そろえます。
まあ、これだけやっておいても、当日ってのはバタバタするんですけどね…。
そして午後から、早公音楽祭のために、公民館で音響機材のセッティング。
今回は、カラオケ教室の先生であられます峯先生の、「峯サウンドオフィス」さんから機材をお借りすることに。
「できるだけいい音でお客さんに聴いてもらいたい」
と、しっかり調整しました。
そして夕方18:00から、カラオケ大会のリハーサル。
12日には早公音楽祭(早田公民館音楽祭)があり、そこではカラオケ大会もあるんです!
事前に申し込んでいただいた皆さんに、思う存分唄っていただきました。
本番が楽しみですねー。
その後、早田神社の宵宮(よみや)。
よごもりと言ったりしますが、神社の参集殿に役員や当家の皆さんが集まり、お参りを済ませた後、太鼓を打ち鳴らしながら宴会をするという習わしです。
↓これは、「こなます」。
早田では、お祝いの席、みんなが集まる席などでよく出てくる料理です。
大根と魚の身を酢であえて、柚で香り付けしてあります。
参集殿の中を見渡すと、あちこちに歴史が感じられるものがたくさんあるんです。
太鼓がおもしろくて、トントコトントコずーっと叩いていました。
昔はホントに朝までやっていたそうですが、最近は10時頃に終わるそうで、この日もほどほどに終わりました。
この日は私も早田泊です。
いよいよ明日は祭礼本番!
本日のBGMは、北島三郎さんの「まつり」。
何のひねりもなく、「まつり」ということで…。
さぶちゃん、いいですね。
もはや説明不要です。
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・・・もしかしたら抜けてない人もいるかもしれませんけど(笑)
とりあえず、稲荷神社の宵宮が終われば、伝統行事は一段落です。
が、まだまだやることは山積み。
ひとつずつこなしていきます。
その日にあったことを、タイムリーに細かくブログにアップしたいと思っていたのですが、ちょっと無理でした。
充実しまくった日々でございましたよ。
というわけで、まとめてアップします!
さて、まずは2月10日から。
この日は、午前中に祭礼の準備。
当日バタバタしないように必要なものを確認し、そろえます。
まあ、これだけやっておいても、当日ってのはバタバタするんですけどね…。
そして午後から、早公音楽祭のために、公民館で音響機材のセッティング。
今回は、カラオケ教室の先生であられます峯先生の、「峯サウンドオフィス」さんから機材をお借りすることに。
「できるだけいい音でお客さんに聴いてもらいたい」
と、しっかり調整しました。
そして夕方18:00から、カラオケ大会のリハーサル。
12日には早公音楽祭(早田公民館音楽祭)があり、そこではカラオケ大会もあるんです!
事前に申し込んでいただいた皆さんに、思う存分唄っていただきました。
本番が楽しみですねー。
その後、早田神社の宵宮(よみや)。
よごもりと言ったりしますが、神社の参集殿に役員や当家の皆さんが集まり、お参りを済ませた後、太鼓を打ち鳴らしながら宴会をするという習わしです。
↓これは、「こなます」。
早田では、お祝いの席、みんなが集まる席などでよく出てくる料理です。
大根と魚の身を酢であえて、柚で香り付けしてあります。
参集殿の中を見渡すと、あちこちに歴史が感じられるものがたくさんあるんです。
太鼓がおもしろくて、トントコトントコずーっと叩いていました。
昔はホントに朝までやっていたそうですが、最近は10時頃に終わるそうで、この日もほどほどに終わりました。
この日は私も早田泊です。
いよいよ明日は祭礼本番!
本日のBGMは、北島三郎さんの「まつり」。
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荒神堂へお参り
テーマ:ふるさと
2011年02月09日 13時43分
「ブリの前の冬枯れ」とは言え、あまりにも魚が少なすぎるっ…!
…いや、少ないのは早田だけではないんですよ。
他のところも、おしなべて少ないんですけども、それにしても少ないのレベルが違う…。
ということで、昨日は、くじらくんと八鬼山の荒神堂にお参りに行ってきました。
熊野古道のなかでも、もっとも難所と言われる「八鬼山峠」。
まともに踏破すると、片道5時間くらいかかります。
高校生のときに遠足で行ったのですが、その当時の体力をもってしても、非常にきつい峠でした。
その峠の途中に、荒神堂があるんです。
まあ、さすがに5時間歩くのもアレなんで、行けるところまで車で…ということで、九鬼のほうから登っていったのですが、その車道もとんでもない道です。
九鬼から行野浦に行く、旧道。
運転していたので写真は撮れなかったのですが、普通車だったらまず来たくない道。
でも昔はブリを運ぶために、この道を4トントラックで疾走していたそうですから、びっくりです。
だいたい、すれ違えるところが無い。
っていうか、車一台でも崖から落ちそうな幅だし。
道が行き止まりの地点、砂防ダムのところから登って行きます。
ここはけっこう急斜面。
すべらないように気をつけて歩きます。
ある程度登ると、八鬼山峠道に合流します。
もうだいぶ尾根の上まで来ているので、ここからは楽なんです。
石畳を踏みしめ踏みしめ、荒神堂を目指します。
途中の道ばたに、お地蔵さんがいくつもあります。
風情がありますねぇ。
これは、だいたいの距離を測る道標として置かれたそうですが、もう無いところもあるので、現在ではちゃんと別の案内が置かれています。
また、あちこちにいろんな掲示板があります。
こんな掲示板を読んで、歴史をかいま見るのも楽しみのひとつです。
僕は、だいたい最後まできっちり読みたいほうなので、どうしても時間がかかるんです(笑)
そうそう。
今回はただのハイキングではなく、大漁祈願ですので、くじらくんが御神酒を道にまきつつ、進んでいきます。
いよいよ、荒神堂が見えてきました。
御神酒、洗い米、塩をお供えし、賽銭を入れてお参りします。
荒神堂は、荒神さんを祭る「日輪寺」というお寺です。
近くには水場、トイレもあり、難所八鬼山峠の憩いの場となっています。
昔はここに茶屋があって、旅人が一息つく地点だったそうですよ。
ところで、ものの本で読んだのですが、お参りをするときに、「○○をお願いします!」「××しますように!」って、「お願い」してはいけないらしいですね。
ご存じでしたか?
そんなわがままは、神様は聞いてくれないそうです(笑)
「いつもありがとうございます」と、感謝の気持ちを込めてお礼を言うと、その人に良いことが起こるそうな。
コトバってのは、大事なんですねぇ。
荒神堂の近くには、お墓も並んでいます。
八鬼山は、山賊やオオカミも跋扈する、西国一の難所だったそうですが、その山賊を退治した山伏・万宝院のお墓もあるそうです。
せっかくここまで来たので、山頂を目指しました。
山道を抜けて、景色の良い山頂に!
あいにくのかすんだ空だったのですが、澄んだ空ならば、志摩半島まで見えるそうです。
眺望を堪能して、下山しました。
サザンカが咲いていたので、その美しさに思わずパチリ。
さあ、これで、大漁間違いなしでしょう!
お祭りの後からドカンと忙しくなるはずです!
あ、でも、お祭りには皆さん来てくださいね。
本日のBGMは、ゲイリー・ムーアの「パリの散歩道」。
この方、つい最近お亡くなりになりました。
素晴らしく美男子ではない怖い顔をしているので、この人のCDにはあまり写真がありません。
雑誌の表紙になると、売り上げが下がるなんて言われたこともあったようですが、真実は定かではありません。
しかし!この方のギターは素晴らしいのです。
マシンガンのような速弾きも正確だし、ブルースにおける泣きのギターも鬼気迫るものがあります。
また一人、ハードロック界の巨匠がこの世を去ってしまいました。
ご冥福をお祈りいたします。
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…いや、少ないのは早田だけではないんですよ。
他のところも、おしなべて少ないんですけども、それにしても少ないのレベルが違う…。
ということで、昨日は、くじらくんと八鬼山の荒神堂にお参りに行ってきました。
熊野古道のなかでも、もっとも難所と言われる「八鬼山峠」。
まともに踏破すると、片道5時間くらいかかります。
高校生のときに遠足で行ったのですが、その当時の体力をもってしても、非常にきつい峠でした。
その峠の途中に、荒神堂があるんです。
まあ、さすがに5時間歩くのもアレなんで、行けるところまで車で…ということで、九鬼のほうから登っていったのですが、その車道もとんでもない道です。
九鬼から行野浦に行く、旧道。
運転していたので写真は撮れなかったのですが、普通車だったらまず来たくない道。
でも昔はブリを運ぶために、この道を4トントラックで疾走していたそうですから、びっくりです。
だいたい、すれ違えるところが無い。
っていうか、車一台でも崖から落ちそうな幅だし。
道が行き止まりの地点、砂防ダムのところから登って行きます。
ここはけっこう急斜面。
すべらないように気をつけて歩きます。
ある程度登ると、八鬼山峠道に合流します。
もうだいぶ尾根の上まで来ているので、ここからは楽なんです。
石畳を踏みしめ踏みしめ、荒神堂を目指します。
途中の道ばたに、お地蔵さんがいくつもあります。
風情がありますねぇ。
これは、だいたいの距離を測る道標として置かれたそうですが、もう無いところもあるので、現在ではちゃんと別の案内が置かれています。
また、あちこちにいろんな掲示板があります。
こんな掲示板を読んで、歴史をかいま見るのも楽しみのひとつです。
僕は、だいたい最後まできっちり読みたいほうなので、どうしても時間がかかるんです(笑)
そうそう。
今回はただのハイキングではなく、大漁祈願ですので、くじらくんが御神酒を道にまきつつ、進んでいきます。
いよいよ、荒神堂が見えてきました。
御神酒、洗い米、塩をお供えし、賽銭を入れてお参りします。
荒神堂は、荒神さんを祭る「日輪寺」というお寺です。
近くには水場、トイレもあり、難所八鬼山峠の憩いの場となっています。
昔はここに茶屋があって、旅人が一息つく地点だったそうですよ。
ところで、ものの本で読んだのですが、お参りをするときに、「○○をお願いします!」「××しますように!」って、「お願い」してはいけないらしいですね。
ご存じでしたか?
そんなわがままは、神様は聞いてくれないそうです(笑)
「いつもありがとうございます」と、感謝の気持ちを込めてお礼を言うと、その人に良いことが起こるそうな。
コトバってのは、大事なんですねぇ。
荒神堂の近くには、お墓も並んでいます。
八鬼山は、山賊やオオカミも跋扈する、西国一の難所だったそうですが、その山賊を退治した山伏・万宝院のお墓もあるそうです。
せっかくここまで来たので、山頂を目指しました。
山道を抜けて、景色の良い山頂に!
あいにくのかすんだ空だったのですが、澄んだ空ならば、志摩半島まで見えるそうです。
眺望を堪能して、下山しました。
サザンカが咲いていたので、その美しさに思わずパチリ。
さあ、これで、大漁間違いなしでしょう!
お祭りの後からドカンと忙しくなるはずです!
あ、でも、お祭りには皆さん来てくださいね。
本日のBGMは、ゲイリー・ムーアの「パリの散歩道」。
この方、つい最近お亡くなりになりました。
素晴らしく美男子ではない怖い顔をしているので、この人のCDにはあまり写真がありません。
雑誌の表紙になると、売り上げが下がるなんて言われたこともあったようですが、真実は定かではありません。
しかし!この方のギターは素晴らしいのです。
マシンガンのような速弾きも正確だし、ブルースにおける泣きのギターも鬼気迫るものがあります。
また一人、ハードロック界の巨匠がこの世を去ってしまいました。
ご冥福をお祈りいたします。
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