第二回むかしなつかし写真会でした
テーマ:活性化
2011年08月18日 10時21分
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おはようございます。
最近、九鬼-早田間を走るときは、なるべくカニを踏まないように気をつけているこうちゃんです。
やつらこの時期、311号を横断するんですよね。
踏まれてぺしゃんこになっているカニと、そのカニを狙っておりてくるカラスも、よく見かけます。
あ、今朝は、歯を磨いていたら左足の親指をムカデに刺されました。
まだそれほど大きくないムカデでしたのでたいして痛くはないのですが、それでもムカデがぐるりと指に巻き付いている光景は、あまり気持ちのいいものではありませんね…。
田舎は、虫に油断ができません。
私なんぞは今年の夏、蚊のエサです。
右手と両足首にはびっくりするくらい刺された跡があり、これを写真に撮ってブログにアップすれば読者が減るだろうなぁ…と思うくらいのグロ画像です。
さて、お盆でしたね。
早田に帰って来られた方も多いのではないでしょうか?
私も、今回のお盆では、たくさんの方から声をかけていただきました。
見ず知らずの方に、「こうちゃん!」と言われるのは・・・うれしいものですね。
「ブログで情報発信していてよかったなぁ」と思います。
14日には、「第二回むかしなつかし写真会」がありました。
本来は19:30から1回だけの予定だったのですが、来ていない人のために急遽22:00からもすることになり、みなさんも楽しんでいただけたと思います。
さて、当日上映した写真の一部を、ここでもご紹介いたします。
↑大敷の網持ちの様子。
↑船の上で笑顔。
↑真珠の養殖。
↑ブリ大漁。
↑エビ網出港風景。
ちなみに、写真は現在組合にあるので見ることができます。
ぜひお越しください。
今回、地区内で発行している「はいだ新聞」を、お盆特別号外号として、見に来てくださったみなさんにお配りしたのですが、そこに言いたいことをぎゅっと詰め込んで書いてあります。
その全文を、このブログでも紹介いたします。
-------ここから-------
「今日の写真会で伝えたかったこと」
〜早田は漁業の町〜
早田は漁業の町です。これまで、漁業で生計を立ててきました。「早田らしさを残すこと」つまり、「漁業の火を消さないこと」が大切です。そのために、「子や孫のためにかけがえのない故郷早田を存続させる」事業に取り組んでいます。
現在、尾鷲市や県の支援センターの漁業者体験事業を通じて、漁師になりたい若者を2名、早田大敷で受け入れています。
2人とも良い男であり、「漁師になりたい!」という強い思いを持ってやってきました。その思いを実現するために、一生懸命がんばっています。
地区でも歓迎されていて、町の雰囲気も良くなってきました。若い男の子がいると、早田のおばちゃんたちも若やいでいるのです。
2人とも、このまま早田に残っていてほしいと考えています。
もちろんそういう取り組みは今後とも進めていきますが、それと同時に、早田から出て行った人やその子・孫が帰って来られるような仕組みを作ることが大切だと思っています。
せっかく本人に帰って来たい気持ちがあっても、「早田に来ても何にもないで、帰ってこんでもええ」と言われてしまってはどうしようもありません。
「今、早田はおもしろいことやっとるで、あんたも町のために帰ってこいな」と言ってもらえるような町作りをしたいのです。
後継者がいないと、これまで伝えられてきた伝統・文化・技術を守ることができません。大敷や小網、エビ網など、早田の主幹産業である漁業の灯を消してはいけない!と、強く思います。
〜では、どうするのか〜
そのために、今年度から県の支援を受け、「漁師塾」の設立を目指しています。
これは、「漁業で働きたいけれど、どうすればいいのかわからない」若者たちのために、情報発信や、地区での受け入れ体制作り、漁業を学んで将来的に漁師になるような仕組みを、一貫しておこなえる場所です。
都会の人だけでなく、早田出身で漁師になりたい人も、ぜひ、この漁師塾に参加してほしいと思っています。
〜都会と田舎の現実〜
これまで田舎には、「都会に出て行けばなんとかなる」という思いがありました。
高度成長期からバブル経済にかけて、日本は都会中心にお金が回っていました。
でも、現在は違います。
失業率はじわじわと増加し、都会にいても仕事はありません。人と人とのつながりもうすまり、隣に住んでいる人の顔も知らないことも多いのです。都会の年収300万円と、田舎の年収300万円とでは、明らかに豊かさが違いますよね。家賃もいらないし、魚も野菜も安い。安いというか、もらったらタダです。
そういう点で、最近では田舎の豊かさ・大切さ・重要さが再認識され、都会の人のなかでも、「田舎に住みたい人」が増えています。
これまで、「夢を実現するために都会へ行く」のが普通でしたが、早田にいる2人の漁師のように、「田舎だからこそできる夢の実現」も増えていると思います。
その田舎に目を向けると、過疎化・高齢化が進み、元気だった頃の町の姿は見る影もありません。
早田でも、昭和38年に678人いた人口も、現在は約170名。約4分の1に減ってしまいました。
高齢化率(65歳以上の人の割合)は60%を越えています。ここで踏ん張らないと町が消えてなくなってしまうのは、目に見えています。
田舎が生き残るためには、これまで都会へ出て行くばかりだった「人とお金」を、もう一度取り戻すしかないのです。
〜田舎が生き残るために〜
「早田に若い人が来てくれること」「都会から早田へのお金の流れを作ること」が、早田が元気になるために必要なことなんです。
それが「子や孫のために、かけがえのない故郷早田の存続させること」につながっていくのです。
〜早田サポーター大募集〜
また、今年度、市の事業として、「早田の特産品を売る」「早田の魚を送る」ということを試験的にやってみようとしているところですが、そのなかに、「ふるさとファンド」という考え方があります。
これは、早田の取り組みを応援・支援していただくサポーター(ファン)を募集し、出資してもらう事業です。そのお金は、早田の集落再生のためにつかわせてもらいますが、出資してくれた方には、その金額に合わせて鮮魚等をお届けしたり、イベントをしたりします。
また詳しいことはブログ等で随時案内していくので、ぜひご参加いただきたいと思います。
〜まとめ〜
本日この写真会に集まってくださった早田のみなさん、早田出身のみなさん、早田に縁のあるみなさん。
子や孫にかけがえのない故郷早田を残すため、早田を元気な町にするため、どうか今後とも早田の応援団としてご協力をお願いいたします。
-------ここまで-------
BGMは、吉田拓郎さんと浜田省吾さんの「イメージの詩」。
省吾さんが拓郎さんの後輩で、縁が深いことはよく知られています。
「ロックンロールとは何ですか?」という質問を省吾さんが受けたときに、「僕にとってロックンロールとはこの曲です」と応えたのがイメージの詩だそうです。
※9月の敬老会に向けて、おじいちゃん、おばあちゃんへのメッセージを大募集!
詳しくはこちら↓をご覧ください。
http://archive.haida-blog.com/blog/kouchan/kiji/673.html
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おはようございます。
最近、九鬼-早田間を走るときは、なるべくカニを踏まないように気をつけているこうちゃんです。
やつらこの時期、311号を横断するんですよね。
踏まれてぺしゃんこになっているカニと、そのカニを狙っておりてくるカラスも、よく見かけます。
あ、今朝は、歯を磨いていたら左足の親指をムカデに刺されました。
まだそれほど大きくないムカデでしたのでたいして痛くはないのですが、それでもムカデがぐるりと指に巻き付いている光景は、あまり気持ちのいいものではありませんね…。
田舎は、虫に油断ができません。
私なんぞは今年の夏、蚊のエサです。
右手と両足首にはびっくりするくらい刺された跡があり、これを写真に撮ってブログにアップすれば読者が減るだろうなぁ…と思うくらいのグロ画像です。
さて、お盆でしたね。
早田に帰って来られた方も多いのではないでしょうか?
私も、今回のお盆では、たくさんの方から声をかけていただきました。
見ず知らずの方に、「こうちゃん!」と言われるのは・・・うれしいものですね。
「ブログで情報発信していてよかったなぁ」と思います。
14日には、「第二回むかしなつかし写真会」がありました。
本来は19:30から1回だけの予定だったのですが、来ていない人のために急遽22:00からもすることになり、みなさんも楽しんでいただけたと思います。
さて、当日上映した写真の一部を、ここでもご紹介いたします。
↑大敷の網持ちの様子。
↑船の上で笑顔。
↑真珠の養殖。
↑ブリ大漁。
↑エビ網出港風景。
ちなみに、写真は現在組合にあるので見ることができます。
ぜひお越しください。
今回、地区内で発行している「はいだ新聞」を、お盆特別号外号として、見に来てくださったみなさんにお配りしたのですが、そこに言いたいことをぎゅっと詰め込んで書いてあります。
その全文を、このブログでも紹介いたします。
-------ここから-------
「今日の写真会で伝えたかったこと」
〜早田は漁業の町〜
早田は漁業の町です。これまで、漁業で生計を立ててきました。「早田らしさを残すこと」つまり、「漁業の火を消さないこと」が大切です。そのために、「子や孫のためにかけがえのない故郷早田を存続させる」事業に取り組んでいます。
現在、尾鷲市や県の支援センターの漁業者体験事業を通じて、漁師になりたい若者を2名、早田大敷で受け入れています。
2人とも良い男であり、「漁師になりたい!」という強い思いを持ってやってきました。その思いを実現するために、一生懸命がんばっています。
地区でも歓迎されていて、町の雰囲気も良くなってきました。若い男の子がいると、早田のおばちゃんたちも若やいでいるのです。
2人とも、このまま早田に残っていてほしいと考えています。
もちろんそういう取り組みは今後とも進めていきますが、それと同時に、早田から出て行った人やその子・孫が帰って来られるような仕組みを作ることが大切だと思っています。
せっかく本人に帰って来たい気持ちがあっても、「早田に来ても何にもないで、帰ってこんでもええ」と言われてしまってはどうしようもありません。
「今、早田はおもしろいことやっとるで、あんたも町のために帰ってこいな」と言ってもらえるような町作りをしたいのです。
後継者がいないと、これまで伝えられてきた伝統・文化・技術を守ることができません。大敷や小網、エビ網など、早田の主幹産業である漁業の灯を消してはいけない!と、強く思います。
〜では、どうするのか〜
そのために、今年度から県の支援を受け、「漁師塾」の設立を目指しています。
これは、「漁業で働きたいけれど、どうすればいいのかわからない」若者たちのために、情報発信や、地区での受け入れ体制作り、漁業を学んで将来的に漁師になるような仕組みを、一貫しておこなえる場所です。
都会の人だけでなく、早田出身で漁師になりたい人も、ぜひ、この漁師塾に参加してほしいと思っています。
〜都会と田舎の現実〜
これまで田舎には、「都会に出て行けばなんとかなる」という思いがありました。
高度成長期からバブル経済にかけて、日本は都会中心にお金が回っていました。
でも、現在は違います。
失業率はじわじわと増加し、都会にいても仕事はありません。人と人とのつながりもうすまり、隣に住んでいる人の顔も知らないことも多いのです。都会の年収300万円と、田舎の年収300万円とでは、明らかに豊かさが違いますよね。家賃もいらないし、魚も野菜も安い。安いというか、もらったらタダです。
そういう点で、最近では田舎の豊かさ・大切さ・重要さが再認識され、都会の人のなかでも、「田舎に住みたい人」が増えています。
これまで、「夢を実現するために都会へ行く」のが普通でしたが、早田にいる2人の漁師のように、「田舎だからこそできる夢の実現」も増えていると思います。
その田舎に目を向けると、過疎化・高齢化が進み、元気だった頃の町の姿は見る影もありません。
早田でも、昭和38年に678人いた人口も、現在は約170名。約4分の1に減ってしまいました。
高齢化率(65歳以上の人の割合)は60%を越えています。ここで踏ん張らないと町が消えてなくなってしまうのは、目に見えています。
田舎が生き残るためには、これまで都会へ出て行くばかりだった「人とお金」を、もう一度取り戻すしかないのです。
〜田舎が生き残るために〜
「早田に若い人が来てくれること」「都会から早田へのお金の流れを作ること」が、早田が元気になるために必要なことなんです。
それが「子や孫のために、かけがえのない故郷早田の存続させること」につながっていくのです。
〜早田サポーター大募集〜
また、今年度、市の事業として、「早田の特産品を売る」「早田の魚を送る」ということを試験的にやってみようとしているところですが、そのなかに、「ふるさとファンド」という考え方があります。
これは、早田の取り組みを応援・支援していただくサポーター(ファン)を募集し、出資してもらう事業です。そのお金は、早田の集落再生のためにつかわせてもらいますが、出資してくれた方には、その金額に合わせて鮮魚等をお届けしたり、イベントをしたりします。
また詳しいことはブログ等で随時案内していくので、ぜひご参加いただきたいと思います。
〜まとめ〜
本日この写真会に集まってくださった早田のみなさん、早田出身のみなさん、早田に縁のあるみなさん。
子や孫にかけがえのない故郷早田を残すため、早田を元気な町にするため、どうか今後とも早田の応援団としてご協力をお願いいたします。
-------ここまで-------
BGMは、吉田拓郎さんと浜田省吾さんの「イメージの詩」。
省吾さんが拓郎さんの後輩で、縁が深いことはよく知られています。
「ロックンロールとは何ですか?」という質問を省吾さんが受けたときに、「僕にとってロックンロールとはこの曲です」と応えたのがイメージの詩だそうです。
※9月の敬老会に向けて、おじいちゃん、おばあちゃんへのメッセージを大募集!
詳しくはこちら↓をご覧ください。
http://archive.haida-blog.com/blog/kouchan/kiji/673.html
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