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私の母の実家があります、尾鷲市(おわせし)早田町(はいだちょう)。
リアス式海岸に沿った湾奥にある、静かな、ちいさな集落です。
現在の人口は、約150名。現在の高齢化率は、約60%。
いわゆる限界集落のひとつです。
小さい頃からしょっちゅう遊びに来ていましたが、やはり目に見えて人が減り、空き家が増えました。
でも、早田で食べる魚はホントにおいしいのです。
特にブリ。
日本のどこよりも、おいしさに自信があります。
これは郷土愛からくる盲信ではなく、理由があるんです。漁場が近くて新鮮なんですよ。魚を丁寧に扱うことに、すごくこだわります。だからおいしさが違う。
でも他所の人は、知らないんですよね。かろうじて尾鷲のことを知っていても、早田のことまでは知りません。

おかげさまで、仲間も増えて、充実した毎日です。
これからも、一生懸命早田のことを伝えていきますよ。
音楽もがんばっております。
どうかよろしくおつきあいください。
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敬語がない

テーマ:方言
尾鷲弁には敬語がありません。


いや、「まったくない」とは言いません。

男言葉、女言葉の違いや、目上に対するちょっと丁寧な言葉遣いというのはあるんです。

けども、「敬語」として考えると、「ほぼ、ない」のです(笑)。

敬語が入ると、方言が消えます。



他所から尾鷲に赴任して来た先生たちは、まず、「生徒が先生に対して敬語を使わない」ことにびっくりするそうです。

思い起こせば、僕らもそうでした。

職員室のドアをバーンを開けて入って行って、

「センセー!プリントちょーだい!」

「おう、これ持ってけよ」

「ありがとー!」


という会話が普通でした。


まず、職員室のドアをノックして、「失礼します」と声をかけ、「○○先生いらっしゃいますか?」と聞き・・・。

なんてのはどこか遠い国のお話(笑)。


先生のことを「アンタ」って呼ぶのは日常茶飯事。

「アンタ」って呼ばれても、怒っちゃいけませんよ。

それは、生徒から慕われている証拠なんです。

尾鷲で、生徒から敬語なんて使われたら、どれだけ心の距離が離れているか計りしれません。

ちなみに、尾鷲で「アンタ」は乱暴な言葉ではないんですよ。



尾鷲市のHPでも興味深く紹介されているのですが、この例文はおもしろいですね。

尾鷲の人なら、にやっとするのではないでしょうか。
以下に紹介しますね。

ちなみに市のHPでは、尾鷲弁の敬語は「貧困」だと表現されています。


☆★☆★☆以下、市のHPより抜粋☆★☆★☆


・外来客が、土産物を買い物にいった
客   「すいません」、

店主   「何(ナン)どな」
     (いらっしゃいませ。:何も悪意は無い)

客   「何かいい土産がないですか?」     

店主   「イ?、ナンジャッテイ」
      (ええ?何ですって?)

〜店主は高齢の為、少し耳が遠い
客  何か、店主を怒らせたのかとドキドキしながら、早く用事を済まそうと適当な土産を見つけ・・・
    「この、かつをぶしみたいなものを下さい。」

店主   「アイ、ナマブシ(生節)ヤナ」
      (はい、生節ですね)

客    「そうです、二ついただけますか?」

〜ここへ店主の孫が学校から帰って来た。

孫   「あー腹へったよー、じいヤン、カシンくれイ」
     (お腹すいたから、おじいさん、菓子を頂戴)

店主   「ガッコから帰ってきたとおもたら、カシンくれくればっかいうて、シクダイもせんコーはアンポンタンジャ」
     (学校から帰ってきてすぐ、宿題(勉強)もしないで、菓子をねだるような子供はアホだ)

孫   「カシンほしキッテクよー」
     (菓子を下さい:キッテクは欲しいを強調している)

店主  「シクダイしてからジャ」
     (宿題したら、あげるよ)

〜孫は、寝転がって、漫画の本を読んでいる。

店主  「漫画らぁ、みいよらんと、チャッチャット、シクダイせー」
     (漫画なんか読んでいないで、早く(敏速に)宿題をしなさい
       :多数形に「ら」をつける場合がある。※「あの子ラ」:あそこの子供たち或いはあそこの人たち)

孫   「ちぇ・・・・」以下、友達の家庭ではケーキとか上品なおやつをすぐに、出してくれるとかの話をしだす。

店主 〜少し興奮して
     「なんどー、クドクド、コッペタようなこと云うな、男の子やろ!」
      (コラ、男だったら、しつこく、無駄口を叩くな!)

孫   「ちぇっ」

店主の妻 「あんたも、そんなに怒んナイ、ケッアツあがるデ」
     (まぁ、まぁ、あなたもそんなに、おこならないで、血圧があがりますよ)      

店主  「やかまっしャー、イナ、そんなんやモンデ、この子をたかなしにしたるんジャ」
     (うるさい、お前がそんなふうだから、この子がつけあがるんじゃ)

孫   「ちぇっ」

店主  「シワタラコー、云いよらんと、チャッチャトせー!」
     (しつこく云ってないで、早く(宿題を)しろ!)

客  〜尾鷲弁に慣れていないので、店主・孫の会話に圧倒され、黙っていたのだが、
     列車の時刻が迫ってきたため、精一杯、勇気をふりしぼり・・・
     「あの・・」

店主  〜孫を叱りとばして(きつく叱った)いたため、客を待たしていたことに、やっと(ようやく)気付き、すまなそうな顔をして・・
     「ごめんイ、待たしたヨー  ナマブシやったんナ」
      (本当にすみません、お待たせしました、生節ですね)

客    「はい」

店主   「どんなけどナ?」
     (孫を叱りとばしていたたため、2個注文されたのを忘れている)
     (いくつですか?:普段は、「どんなけ」と云うが、相手はお客さんで、時間待ちをさせたため、精一杯の謝意を表するため、「ドナ」をつけた)

客    「?」
    (「ドンナケドナ」の意味がよくわからず、逡巡している)

店主  「いくついるン?」
 
  プーーーーーーーーー!!
    〜列車の発車の汽笛が聞こえてきた。

客  〜自分で品物を2つとり、慌てた様子で・・・
     「ここ、これだけ下さい!」
     「い、いくらですか?」

店主  「○○円です。」

〜客、品物受け取る。

店主 「おおきに」「ごめんイ」

客急いで駅に走る
店主もつらいので(気の毒なので)一緒に走る。

☆★☆★☆以上、市のHPより抜粋☆★☆★☆




普通なら、「菓子」に「御」をつけて、「御菓子(おかし)」でしょ。

でも、尾鷲弁では、語尾に「ン」をつけて、「かしん」なんですよ。

なぜなんでしょうね…。


あと、駄菓子屋に入るときのあいさつにも特徴があります。

「こんにちはー」

なんて言いません。

「売ってー」

と言いながら入って行きます。

するとおばちゃんが、

「はいはい。なんにするどいー」

と言いながら出てくるのです。


お店に「売ってー」って入って行く。

そのままやがな(笑)

わかりやすくていいですよ。

僕だって子どもの頃は、100円玉を握りしめて「売ってー」って駄菓子屋に駆け込んでいったものです。




昔、方言学の授業で習ったのですが、九州地方では、細かい序列を表現する敬語があるそうです。

上から下まである細かい身分に対して、自分の身分をふまえて敬意を表現していたんです。

身分制度や、男女差別が厳しかった九州地方の実情が、言葉に表れているんですね。

敬語がない僕らは、まずそのバックボーンを理解するのに、けっこう時間がかかるだろうなぁ…と思います。






ぜひあなたも尾鷲へ遊びに来て、「敬語の貧困な尾鷲弁」を味わってみてください。

でも、怒らないでね(笑)

悪気はないのよ☆



















BGMは、Michael Jacksonの「Black Or White」。

マイケルの作品の中で、この曲はかなり好きですねぇ。
ホントに、歌詞も素晴らしいんですよ。
最後の、顔がどんどん変わっていくシーンでは、当時としては最新の映像技術を駆使しており、とんでもない費用がかかったそうです。
聞いた話によると、1秒100万円だとか。
さすがマイケル。スケールがデカすぎます。
















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八鬼山の桜

テーマ:ふるさと
桜の記事第三弾!

散ってしまう前に書いてしまえ!ということで…。




尾鷲の花見名所…ってそんなにないんですけども、行くとしたら、中村山公園とか馬越公園でしょうか。

あとひとつ、八鬼山峠の入り口にも桜が植わっています。

昨日(4月10日)の夕方、ちょっと行ってきました。

八鬼山峠入り口の桜
↑夕日に照らされた桜がとてもキレイです。

今が盛りですね
↑今が盛りですね。

桜の木の下を歩く
↑のんびり歩くうちの奥様(誕生日)と娘。




「美しすぎると怖くなる」ってのは昔からあるようで、「桜の木の下には死体が埋まっとるんや。その血を吸って、あんなキレイな花の色になるんや」というのは怪談話の定番です。

感受性が強いと、美しさの裏を読もうとするのでしょうか。

でも確かに、山一面の満開の桜に一陣の風が吹いて、花びらが舞い散る風景は、この夜のものとは思えないような美しさがあります。

坂口安吾の「桜の森の満開の下」というお話を知っていますか?

「桜にまつわる狂気」としては、古典とも言える作品です。

ちょっと気持ち悪いかもしれませんが、よかったら読んでみてください。





いずれにせよ、日本人は桜が好きですよね。

華やかに咲き誇り、いさぎよく散りゆくその姿に、日本人らしさを重ねるのでしょう。

さだまさしさんが昔コンサートでおもしろいことを話していたのですが、
「無風状態で、桜の花びらが舞い落ちる速度、蛍が飛ぶ速度、ぼたん雪が落ちる速度、これらはすべて秒速50センチ」
だそうです。

不思議ですけども、秒速50センチというスピードを、日本人は愛するのかもしれませんね。

日本人のリズムに合っているのかもしれません。

















BGMは、浜田省吾さんの「桜(instrumental)」。

「世の中には、他にも桜の歌はいっぱいあるのに、なぜこの曲??」
と思われるでしょうが、ま、ファンというのはこんなもんです。




















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さくら

テーマ:活性化
「寅さんの娘って、ダリア?」

「さくら」





そんな昔ラジオで聴いたようなギャグはどうでもいいのですが、花見に行ってきました。


熊野市神川町で毎年行われている桜まつり。

ただ、今年は震災の影響で自粛されまして、スタッフだけの小さな宴にしたそうです。

出店する予定だった早田チームも、そこにお招きいただきまして、喜んで行ってきました。



晴れたら外でやる予定だったのですが、あいにく午前中まで雨が残り、会場は神上(こうのうえ)中学校体育館。

くじらくんのブログに、「雨男はこうちゃんか?」と書かれていましたが、僕ではないと思います。

私は、結婚を機に雨男を卒業しましたので(笑)



そんな話はともかく、グラウンドをぐるりと囲むような、見事な桜の木です。

ほぼ満開


雨上がりの桜


この校舎は現在使われておらず、廃校となっております。

神上中学校


ただ、地区の財産として町の人たちがとても大切にしていて、現在も手入れされており、地域活性化のシンボルのようになっています。

ほんとうに見ているだけで懐かしい木造校舎です。

古い校舎と桜の木の下で、何を想うのか…




約40名ほどの実行委員が集まり、宴会が始まりましたが皆さん酒が強い強い…。

よく飲みますね…。

私も貴重な若い衆ということで、けっこう飲ませていただきました。



料理もいろいろいただいたのですが、どれもこれもおいしかったです。

もつ鍋、お好み焼き、焼きそば、おにぎり、からし味噌、わさび漬け、お刺身・・・。

満腹なんですが次から次へとおいしそうなものが出てくるので、箸が止まらず・・・。




途中、トイレに行ったのですが、そのトイレがなんと校舎の中にあるんです。

ということは、校舎に入れるんです。

休み時間になれば、この廊下を走り回っていたんでしょうね


もちろん私は尾鷲中学校卒なので、こことは関係ないんですよ。

今では、静かな教室です


でも、何ていうのかな。

古くて静かな木造校舎。

黒板の落書き。

廊下の掲示物。

ちょっと怖い理科室。

理科室です。人体模型もありますね。


緊張した職員室。

「職員室」っていうこの札がもう、懐かしい


教室の窓から見える運動場と桜の木。

教室の窓から見える桜が美しい。



こういうものすべてが、ノスタルジーですよね。

ある年齢以上の日本人が共通して持っている、「懐かしさ」なのではないでしょうか。


この校舎をカフェにして、教室で昔ながらのイスと机に座ってコーヒーでも出せば、ゆったりした懐かしい時間が流れるだろうなぁ・・・蔵書も残っているし、のんびり本も読んでもらって、童心に返ってもらったら・・・きっとヒットするんじゃないかな・・・なんてことを思っていたら、組合長も同じことを考えていたようでした。


試しにセピア色に加工してみました。

セピア色に加工


いいカンジでしょ?

早田は、小学校をつぶしてしまいましたから、とてもうらやましく感じました。

とても素晴らしい財産ですよね。


神川にはこんな懐かしい景色があちこちに残っているので、カメラマンがたくさん訪れるそうです。

私は以前デジカメの研修に行ったのですが、そのとき講師をつとめた写真師の松原豊氏も、「村の記憶」というシリーズを撮影しに来られたそうです。

この日も、カメラを担いだ方が何名か来られていて、桜と校舎を熱心に撮影されていました。


管理や修繕でいろいろと先立つものが必要でしょうが、ぜひこの校舎をこれからも残してほしいと思います。



話は尽きず、後ろ髪引かれる思いで帰ってきました。

とても有意義な時間を過ごすことができたと思います。


神川の皆様、今後ともよろしくお願いいたします!!

次回は早田へ来てくださいね。


















BGMは、福山雅治さんの「桜坂」。

「桜だから」という、ありきたり過ぎる理由ですが、やっぱりこの曲。
ちなみに、ギターの練習曲としてもいいんですよ。
コード進行がとてもカンタンです。
アコギ1本で、心にしみるバージョンです。
やっぱり男前ですねぇ。























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プロフィール

こうちゃん

こうちゃん

早田(はいだ)の漁協職員で、エクスマ8期生のこうちゃんです。
尾鷲生まれ尾鷲育ちですが、幼い頃から早田で遊んでお世話になりました。
広く、深く、楽しく、明るく、おおらかに、前向きに、良心的に、素直に、物事を捉えて考えて行動したいと思っています。
よかったらこのブログにも、そして尾鷲市早田町にも、遊びに来てください!

性別
男性

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