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Bではなく、A

テーマ:活性化
3月9日、熊野の県庁舎で、「B級グルメを生かした集客交流」というセミナーが行われ、出席してきました。


現在、「B-1グランプリ」というイベントが行われていることは、皆さんご存じだと思いますが、このB級グルメ、町おこしの手段として熱い注目を浴びているのです。

「早田の食は、A級である」

と、私は思っているのですが、このB級グルメによる町おこしにも興味がありまして、今回案内をいただいたので行ってきました。



講師の方は、藤村望洋氏。
早稲田エコステーション代表研究員で、総務省地域再生マネージャー、地域活性化伝道師として、活躍されています。

セミナーのようす

正直、「本題に関係あるの?」という話も多かったのですが、最後にしてくれた話が興味深かったので、ここに箇条書きで紹介します。


・「東紀州でB級グルメ」というのが今回のテーマだが、東紀州に限定してしまうと伊勢も熊野三山も入らない。
 伊勢も熊野三山も取り込み、「その間にある巡礼の道・東紀州」としてアピールしたほうがいいのではないか?

・「B級グルメで町おこし」という言葉に踊らされてはいけない。
 皆さんのところの食は、ホントにB級なのか?A級ではないのか?
 A級のものはA級として売らなければいけない。A級として伝えなければならない。

・まず、「地域の人が地域のことをどれだけ知っているか?」ということが、地域を売り出すための第一歩になる。

・地域の広告を出したければ、子どもたちを教育すればいい。
 郷土料理の作り方、昔話、祭りの音楽演奏や踊りなどを完璧に教育して、郷土愛あふれる子どもたちを都会に出せば、その子どもたちが誇りを持って都会で宣伝してくれるだろう。

・現在、サル、シカ、イノシシなどの獣害は、日本全国どこでも聞く話だ。
 その対策として、「里犬」が考えられる。里犬とは、「町中で飼う犬」のこと。普段は放し飼いにして、動物を追わせる。面倒を見る人を決めて、エサと小屋を町が用意する。
 犬猿の仲とはよく言ったもので、この方法である程度効果が出ているようだ。
 山梨県に里犬の調教センターがあるから、三重県の市町村も導入すべきだ。

・最後に、平安時代から現在まで、熊野古道は数限りない人たちが通った巡礼の道だ。
 その地域に住んでいるんだという誇りを持っているか?世界遺産だという誇りを持っているか?
 「東紀州が日本を救うんだ」というような大きな気持ちを持って、今後の活性化事業に取り組むことが大切なのではないか。


このような、テーマの枠にはまらない様々な話をしてくださいました。



藤村先生、有意義な話をありがとうございました。















BGMは、水森かおりさんの「熊野古道」。

…説明不要ですね(笑)
ご当地ソングの女王です。












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こうちゃん

こうちゃん

早田(はいだ)の漁協職員で、エクスマ8期生のこうちゃんです。
尾鷲生まれ尾鷲育ちですが、幼い頃から早田で遊んでお世話になりました。
広く、深く、楽しく、明るく、おおらかに、前向きに、良心的に、素直に、物事を捉えて考えて行動したいと思っています。
よかったらこのブログにも、そして尾鷲市早田町にも、遊びに来てください!

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