逃げるが勝ち
テーマ:ふるさと
2012年04月16日 10時46分
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おはようございます。
本日は潮が速く波が高いようです。
どんよりと曇った天気ですね。
さて、昨日15日の16時から、群馬大学大学院の片田教授による、防災講演会がおこなわれました。
片田教授といえば、震災以降テレビや講演にひっぱりだこの時の人です。
釜石の子どもたちに防災の教育をして、一人も犠牲者を出さなかったことで有名になりました。
↓釜石の取組について。
小中学生の生存率99.8%は奇跡じゃない-「想定外」を生き抜く力-
教授は、尾鷲市でも防災の取組を進めているところで、もともと縁があったそうです。
現在早田では、尾鷲市の防災と、共同組合、消防団、早田コミュニティセンターを中心にして、避難経路や危険箇所の確認、防災マップの作成などを進めており、その取組にアドバイスしていただくということで、今回の講演会が実現しました。
講演を聴いてみた感想ですが、これは、町の人全員に聴いてほしかった!
つい先日、尾鷲市での津波の想定が24.5メートルという数字が発表されました。
24.5メートル。
25メートルプールを立てたくらいの高さですね。
そんな波が来るとは想像できません。
けれども、「想定外」という現実を私たちは3.11に目にしました。
その数字が出て、地元ではケンケンガクガクの議論が交わされています。
お年寄りは、不安がって心配しています。
尾鷲市の集落は、ほとんどが海のそばにありますからね。
実際に24.5メートルの津波が来たら、尾鷲は沈没するでしょう。
教授の話は、とてもシンプルでした。
・いずれ津波は来る。周期がそれを裏付ける。
・どんな津波が来るかはわからない。想定に右往左往しているだけでは意味がない。
・そのための備えをしろ。
・とにかく地震がおさまったら逃げろ。
・24.5メートルという数字が出る前と出た後とでは、早田は何か変わったか?自然は何も変わらない。想定が変わっただけ。
・防災に依存するな。誰かにやってもらおうと思っているから、不安を口にすることで対応を期待しているだけだ。あなたが主体的に動け。
・万全の備えをして、いざ災害が起こったら、とにかく逃げろ。最善を尽くせ。
釜石の津波防災教育で伝えてきたことは、
「大いなる自然の営みに畏敬の念を持ち、行政に委ねることなく、自らの命を守ることに主体的たれ」
ということだそうです。
教授の避難3原則は、
・想定にとらわれるな。
・最善を尽くせ。
・率先避難者たれ。
私がもっとも、「その通りだな…」と思ったのは、
「100回不安を口にするよりも、1回の備えをしろ。そしてその1回1回の積み重ねが大切。」
という言葉です。
確かにそうですよね。
不安を口にして、みんなで心配して暗い顔をしていても、胃炎になって毛が抜けるだけです。
ごちゃごちゃ言うくらいなら、さっさと動けよってことですよね。
なにより、教授の話はわかりやすくて説得力があります。
ほんとうに、町の人全員に教授の話を聞いてもらいたかった。
もし次回があるのなら、そのときはもっとたくさんの人に教授の話を聞いてもらいたい。
そう思いました。
でも、「いい話やったねぇ」で終わってはいけません。
大切なのは、個人で備え、区で備え、市で備えること。
そして一人の犠牲者も出さないと決意することですよね。
私も、この話を胸に刻みこみます。
教授、ありがとうございました!
ぜひまた早田に来てください!
講演会の写真を撮っていて、あれ?と思ったことがひとつ。
ん?
INAKA?(笑)
INAKAジャンパーが、いい味出してますねぇ。
早田によく似合っていますよ。
BGMは、Deep Purpleの「Highway Star」。
時代を超えて歌い弾き継がれる名曲ですね。
ディープパープルというグループは、けっこうメンバーの入れ替わりが激しいのですが、このライブは往年のメンバーのようです。
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おはようございます。
本日は潮が速く波が高いようです。
どんよりと曇った天気ですね。
さて、昨日15日の16時から、群馬大学大学院の片田教授による、防災講演会がおこなわれました。
片田教授といえば、震災以降テレビや講演にひっぱりだこの時の人です。
釜石の子どもたちに防災の教育をして、一人も犠牲者を出さなかったことで有名になりました。
↓釜石の取組について。
小中学生の生存率99.8%は奇跡じゃない-「想定外」を生き抜く力-
教授は、尾鷲市でも防災の取組を進めているところで、もともと縁があったそうです。
現在早田では、尾鷲市の防災と、共同組合、消防団、早田コミュニティセンターを中心にして、避難経路や危険箇所の確認、防災マップの作成などを進めており、その取組にアドバイスしていただくということで、今回の講演会が実現しました。
講演を聴いてみた感想ですが、これは、町の人全員に聴いてほしかった!
つい先日、尾鷲市での津波の想定が24.5メートルという数字が発表されました。
24.5メートル。
25メートルプールを立てたくらいの高さですね。
そんな波が来るとは想像できません。
けれども、「想定外」という現実を私たちは3.11に目にしました。
その数字が出て、地元ではケンケンガクガクの議論が交わされています。
お年寄りは、不安がって心配しています。
尾鷲市の集落は、ほとんどが海のそばにありますからね。
実際に24.5メートルの津波が来たら、尾鷲は沈没するでしょう。
教授の話は、とてもシンプルでした。
・いずれ津波は来る。周期がそれを裏付ける。
・どんな津波が来るかはわからない。想定に右往左往しているだけでは意味がない。
・そのための備えをしろ。
・とにかく地震がおさまったら逃げろ。
・24.5メートルという数字が出る前と出た後とでは、早田は何か変わったか?自然は何も変わらない。想定が変わっただけ。
・防災に依存するな。誰かにやってもらおうと思っているから、不安を口にすることで対応を期待しているだけだ。あなたが主体的に動け。
・万全の備えをして、いざ災害が起こったら、とにかく逃げろ。最善を尽くせ。
釜石の津波防災教育で伝えてきたことは、
「大いなる自然の営みに畏敬の念を持ち、行政に委ねることなく、自らの命を守ることに主体的たれ」
ということだそうです。
教授の避難3原則は、
・想定にとらわれるな。
・最善を尽くせ。
・率先避難者たれ。
私がもっとも、「その通りだな…」と思ったのは、
「100回不安を口にするよりも、1回の備えをしろ。そしてその1回1回の積み重ねが大切。」
という言葉です。
確かにそうですよね。
不安を口にして、みんなで心配して暗い顔をしていても、胃炎になって毛が抜けるだけです。
ごちゃごちゃ言うくらいなら、さっさと動けよってことですよね。
なにより、教授の話はわかりやすくて説得力があります。
ほんとうに、町の人全員に教授の話を聞いてもらいたかった。
もし次回があるのなら、そのときはもっとたくさんの人に教授の話を聞いてもらいたい。
そう思いました。
でも、「いい話やったねぇ」で終わってはいけません。
大切なのは、個人で備え、区で備え、市で備えること。
そして一人の犠牲者も出さないと決意することですよね。
私も、この話を胸に刻みこみます。
教授、ありがとうございました!
ぜひまた早田に来てください!
講演会の写真を撮っていて、あれ?と思ったことがひとつ。
ん?
INAKA?(笑)
INAKAジャンパーが、いい味出してますねぇ。
早田によく似合っていますよ。
BGMは、Deep Purpleの「Highway Star」。
時代を超えて歌い弾き継がれる名曲ですね。
ディープパープルというグループは、けっこうメンバーの入れ替わりが激しいのですが、このライブは往年のメンバーのようです。
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