ガンガゼヤドリニナ
テーマ:ふるさと
2014年08月05日 14時30分
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こんにちは。
海から熱風が吹いています。
四国の雨被害が心配ですね…。
私が学生時代にも、高知で大水害があり、信じられないような光景が広がっていました。
今回は、それを超えるような災害規模ですね…。
さて、いつも早田でガンガゼ駆除をするときは、三重大学ダイビングサークルのメンバーがやってきます。
その縁で、サークルメンバーから、「神奈川大学がガンガゼヤドリニナという貝の実験をしたいのですが、早田湾でさせてもらってもいいでしょうか?」という話がきました。
なんでも、つながりのある神奈川大学の学生さんがその実験をしたいのだが、場所がなくて困っているとのこと。
早田はOKですよと返事したところ、昨日と今日、早速設置にやってきました。
神奈川からなんと9時間(笑)
もっと近くに場所があったらよかったのにね…(^^ゞ
ところで、ガンガゼヤドリニナというのは何なんでしょう?
これは、ガンガゼに寄生する貝だそうです。
見本写真はこちら↓
そして、今日見せてもらったもの。
この、ガンガゼにくっついている白い貝。
これが、「ガンガゼヤドリニナ」だそうです。
なぜコイツの研究をするのか?なんですけども、じつはこのガンガゼヤドリニナ、詳しい生態はほとんどわかっていないそうです。
わかっていることは…。
・ガンガゼヤドリニナは、ガンガゼのみに寄生する。
・ムラサキウニにはムラサキウニヤドリニナが寄生し、アカウニにはアカウニヤドリニナが寄生する。
・小さいほうがオス。大きいほうがメス。
・オスのみがくっついているガンガゼはよく見かけるが、メスのみがくっついているものはほとんど見ない。なので、最初にガンガゼにくっついたものがオスになり、次にくっついたものがメスになるのではないか。
・ガンガゼヤドリニナをガンガゼからはがすと、穴があいている。その穴から、栄養分を得ていると考えられる。
・ガンガゼの下のほう(口のほう)にくっついている。
・紀州近辺のガンガゼには2〜3個だが、伊豆方面のガンガゼには、多いときに20個くらいくっついていることがある。
ほんとうに、これくらいしかよくわかっていないそうです。
で、早田湾内でこのガンガゼヤドリニナとガンガゼをケージで飼育し、いろいろ調べるとのこと。
不思議ですね…。
生き物はいろんな方向へ進化するんですね…。
小さな生き物が安全を求めて、大きな生き物のそばに住み着くするのはよくある話です。
そのとき、お互いにウィンウィンの関係なのが共生。
ホンソメワケベラが大型魚の口内掃除をするのは有名ですね。
大型魚はクリーニングしてもらってスッキリ。
ホンソメワケベラはそれによって食事を得ることができる。
逆に、一方的に暴利を得ている関係なのが寄生と呼ばれます。
ガンガゼヤドリニナは、まだ詳しいことは全然わかっておりませんが、ガンガゼの口のほうにくっつくことで身を隠し、針の中にいることで身を守り、穴をあけて栄養分を吸い取っているわけですから…。
寄生ですね。
ガンガゼヤドリニナがくっつくことで、ガンガゼが得をすることはあるんでしょうか…。
まるで、親子でもないのにすねをかじられるような…(笑)
さあこれから実験が進み、ガンガゼヤドリニナの生態がますます明らかにされることを願っております。
片道9時間の遠距離ですが、がんばってくださいね!!
…それにしても、「ガンガゼヤドリニナ」とか、「ハシキンメ」とか、「ふつうに生活していたらまず口から発しない単語」を、最近よく口にしたり書いたりします。
「ガンガゼヤドリニナ!」
早口言葉じゃないんだから(笑)
さあ、みなさんご一緒に。
「ガンガゼヤドリニナ!」
いやー、ひとつ賢くなりました(笑)
BGMは、吉田拓郎さんの「全部だきしめて」。
大学生の頃、『LOVE LOVE あいしてる』という番組をよく観ました。
拓郎さんがテレビに出てるってことが不思議でしたね(笑)
あの贅沢なメンバーで演奏するこの歌が、大好きでした。
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海から熱風が吹いています。
四国の雨被害が心配ですね…。
私が学生時代にも、高知で大水害があり、信じられないような光景が広がっていました。
今回は、それを超えるような災害規模ですね…。
さて、いつも早田でガンガゼ駆除をするときは、三重大学ダイビングサークルのメンバーがやってきます。
その縁で、サークルメンバーから、「神奈川大学がガンガゼヤドリニナという貝の実験をしたいのですが、早田湾でさせてもらってもいいでしょうか?」という話がきました。
なんでも、つながりのある神奈川大学の学生さんがその実験をしたいのだが、場所がなくて困っているとのこと。
早田はOKですよと返事したところ、昨日と今日、早速設置にやってきました。
神奈川からなんと9時間(笑)
もっと近くに場所があったらよかったのにね…(^^ゞ
ところで、ガンガゼヤドリニナというのは何なんでしょう?
これは、ガンガゼに寄生する貝だそうです。
見本写真はこちら↓
そして、今日見せてもらったもの。
この、ガンガゼにくっついている白い貝。
これが、「ガンガゼヤドリニナ」だそうです。
なぜコイツの研究をするのか?なんですけども、じつはこのガンガゼヤドリニナ、詳しい生態はほとんどわかっていないそうです。
わかっていることは…。
・ガンガゼヤドリニナは、ガンガゼのみに寄生する。
・ムラサキウニにはムラサキウニヤドリニナが寄生し、アカウニにはアカウニヤドリニナが寄生する。
・小さいほうがオス。大きいほうがメス。
・オスのみがくっついているガンガゼはよく見かけるが、メスのみがくっついているものはほとんど見ない。なので、最初にガンガゼにくっついたものがオスになり、次にくっついたものがメスになるのではないか。
・ガンガゼヤドリニナをガンガゼからはがすと、穴があいている。その穴から、栄養分を得ていると考えられる。
・ガンガゼの下のほう(口のほう)にくっついている。
・紀州近辺のガンガゼには2〜3個だが、伊豆方面のガンガゼには、多いときに20個くらいくっついていることがある。
ほんとうに、これくらいしかよくわかっていないそうです。
で、早田湾内でこのガンガゼヤドリニナとガンガゼをケージで飼育し、いろいろ調べるとのこと。
不思議ですね…。
生き物はいろんな方向へ進化するんですね…。
小さな生き物が安全を求めて、大きな生き物のそばに住み着くするのはよくある話です。
そのとき、お互いにウィンウィンの関係なのが共生。
ホンソメワケベラが大型魚の口内掃除をするのは有名ですね。
大型魚はクリーニングしてもらってスッキリ。
ホンソメワケベラはそれによって食事を得ることができる。
逆に、一方的に暴利を得ている関係なのが寄生と呼ばれます。
ガンガゼヤドリニナは、まだ詳しいことは全然わかっておりませんが、ガンガゼの口のほうにくっつくことで身を隠し、針の中にいることで身を守り、穴をあけて栄養分を吸い取っているわけですから…。
寄生ですね。
ガンガゼヤドリニナがくっつくことで、ガンガゼが得をすることはあるんでしょうか…。
まるで、親子でもないのにすねをかじられるような…(笑)
さあこれから実験が進み、ガンガゼヤドリニナの生態がますます明らかにされることを願っております。
片道9時間の遠距離ですが、がんばってくださいね!!
…それにしても、「ガンガゼヤドリニナ」とか、「ハシキンメ」とか、「ふつうに生活していたらまず口から発しない単語」を、最近よく口にしたり書いたりします。
「ガンガゼヤドリニナ!」
早口言葉じゃないんだから(笑)
さあ、みなさんご一緒に。
「ガンガゼヤドリニナ!」
いやー、ひとつ賢くなりました(笑)
BGMは、吉田拓郎さんの「全部だきしめて」。
大学生の頃、『LOVE LOVE あいしてる』という番組をよく観ました。
拓郎さんがテレビに出てるってことが不思議でしたね(笑)
あの贅沢なメンバーで演奏するこの歌が、大好きでした。
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