伊勢海老獲り名人
「早田の海老獲り名人」
ここで伊勢海老漁を40年以上されている山本義忠さんはベテラン漁師の人たちの間でも一目おかれる方で、たまたま漁港におられたので、ウツボの漁法をうかがったところ、「そんなもん,うようよ在るで、いつでも獲れるよ」とここでも外道扱いでした。 それから数日後、黙ってなにか冷凍されたものを渡されました。 それはウツボの干物で、焼いて食べると美味しいと彼の奥さんに教えていただきました。
早速、解凍し、広げてみますと、丸々一匹を開きで、約50cmくらいあり、幅も20cmの肉厚な身が横たっわていました。 下味をしてあるということでしたので、そのまま焼いてみたところ、身がどんどん膨らみ、鰻の白焼きのようこうばしく芳醇な香りがしてきましたので、思わず焼きながら食べてしまいましたが、その味は天然ウナギのもつ凶暴な野生味と濃厚な旨味と自然の清らかさから美しい味に似ていましたが、それよりもう数段、素直な美しい味でした。 それから、ブリしゃぶの残りの鍋の中に小口切りにして入れていただきましたが、これも焼きとは違う食感で、フグやクエに勝るとも劣らないものでありました。
さすがに海のギャングうつぼくんは非常に味のある悪者でありました。
私もウツボのように味のある悪者になりたいと想った日でありました。
美味しい話ばかりで本当に申し訳ありませんでした。
名人!ほんとうに美味しゅうございました。 ありがとうございました!!
一口スペイン語について
このところ一口スペイン語を出しておりませんでしたのでコーナーとして上げます。
音楽でよく聞く「ケ セラ セラ」(Que sera sera) 「なるようになる」(先のことなど分らない)というラテン文化のひとつです。 それと「べサメ ムーチョ」(Besame mucho)(Kiss me much more・もっともっと私にキスをして)という意味で、これを女性から連発されるとうれしいですね。
もうひとつ「アスタ マニャーナ」(Hasta manana)「また明日」という意味です。
また「アスタ シエンプレ」(Hasta siempre)「ごきげんよう」という意味で永遠の別れの際に使われる、このことばはキューバの曲で、中南米では知らない人はいませんし エクアドル、パラグアイ、ベネズエラ、ボリビアの大統領も歌えるようです。 中南米に旅行される機会がある方は是非いちど聞いてみてください。
では又、Adios! さようなら!
美味しさの理由
「美味しさの理由」
先日わたしの第1号のブログでチセさんのフライが絶品であったという話をしましたが、ご本人は「智世」さんでありました。 申し訳ありませんでした。
それとなく、あなたのフライをたいへん美味しくいただきましたが、なにか秘訣でもあるのですかを尋ねたところ、「ああ美味しかったかい?」とよく分ったなあと言う表情でこたえられました。 「それは厳選した油と常に新しいものを使い、パン粉においても食パンから自ら作るのサー、 そしてキャベツの千切りは必ず包丁を研いでから作るのサー」と言われました。 そういえば、翌日にいただいたキャベツがシャキシャキし、なんで1日経つているのにこんなに美味しいんだろうと思ったのを思い出しました。 その上、主役の魚は朝まで前の海で泳いでいた魚、(トビ魚)であるから、その味は当然、絶品でありました。 トビ魚、アジ、サバは直ぐにその種類が分るのですが、「スンマセン」分りませんでした。 あまりに清く美しい味でありました。
私はあなたを見くびっておりました。 申し訳ありませんでした!!
一度、「智世」さんの味を賞味したい方は尾鷲市の「お魚いちばおとと」に毎日曜日、郷土寿司を出しておりますので是非ひとつどうぞ! 絶対に買われた方には損はさせません。 なぜなら、作り手の方が原価計算で十分損をしておりますから。 ただ、お店に並んだとたんに売り切れてしまいますので、お早目にどうぞ!!
今日、更なる絶品を頂きましたが、この報告は次回に致しますので、食いしん坊の方は御期待ください。
ヒロメ No.2
第2回目のヒロメの収穫を22日に尾鷲市市役所の水産振興係と三重県の漁政課の人に手伝つていただき、約25kgsのヒロメを収穫し、保存加工するため、塩蔵加工ほか、他の加工も試作しました。
皆様、ご協力ありがとうございました。
尾鷲市地域おこし協力隊
長谷川 博
海藻「ヒロメ」について
「ヒロメ」はワカメと同じ種の海藻で「大葉ワカメ」と呼ばれている所もあるようです。味も食感もよくワカメと比べても遜色がなく、その栄養価においても、これからの食材として大いに有望株のひとつであるとおもわれます。
これは塩蔵加工の湯通しの後冷却し水切り後のものです。
上の写真は天日乾燥加工作業です。
ヒロメに関し、今まだその養殖や製品化について試行錯誤中であり、今後、この非常に有望なヒロメの商品化のため全力で取り組んでいきたいと思っております。 ひきつづき、ヒロメを使った料理や加工製品についての報告を致します。