早田大敷出漁
本日10月31日早田大敷の定置網漁が再開され、午前5時45分出漁しました。
七時半ごろには大漁旗を掲げ港に帰ってきました。
水揚げと同時に港の市場は久々の漁で一気に活気づきます。
魚はウルメイワシが主でしたが、中にはこんなオキサワラも入っておりました。
大敷(定置網)の漁があると早田の町は朝から熱く活気に満ちあふれていました。
尾鷲元気プロジェクト
大学生と市、県と地域の住人の四者が連携し町を元気にする「尾鷲元気プロジェクト」の第2弾として10月27日に九鬼漁村センターにて慶応大生9名、三重大生7名と九鬼、早田、三木浦と三木里の四町の住人および市と県の職員の方々が一同に集まり結成式が開催されました。
前回は9月の5、6,7日の夏合宿では九鬼、早田、三木浦と三木里の四町にそれぞれ約10名づつに分かれ各地域に泊まり込みでの活動でしたが、今回は、この四地域が連携し、共に町の活性化の取り組みを行うというものです。
さすが開催地である九鬼の町の皆さんは多くの参加者で町の活性化に対する熱い想いと取り組みを語っていただきました。 それぞれの町の活性化に向けた取り組みの報告がなされました。
その後、各町ごとのグループに分かれ学生さんもその各グループに入り、早速ワークショップが行われました。 それぞれの地域の問題点や課題を洗い出し、解決策を模索し活性化を図るというものです。
各地域それぞれ多少の取り組みの違いがあるものの、その根底には、過疎高齢化により活性化の担い手、人材不足が共通問題として存在しております。
このプロジェクトは定期的に行われるということと、大学生の皆さんの豊富な情報量、知識力と行政の皆さんと四町の連携システムの構築による体制の可能性に期待しましょう。
漁村センターからの九鬼町の風景ですが南と西側の町の半分で、上は港の市場です。
今回の会場の九鬼漁村センターの3階です。
会に参加しながらのスナップでアングルが悪く申し訳ありません。
学生の皆さんには遠く尾鷲までハードスケジュウルのなかお越しいただき、本当にありがとうございました。
またお会い出来るのをたのしみにしております。
サツマイモの収穫
昨日に予定しておりましたサツマイモの収穫が雨により順延し、本日の朝8時より芋掘り作業を開始しました。 昨日の雨がウソのように快晴のもと美人「ひまわりの会」婦人会のみなさまが中心となり行われました。
収穫量は作付け面積からして、順当なものと思われますが、里芋(八つ頭)のくき漬けの収量が良かったので、期待はずれの感があり、またモグラさんも食べられたようです。
次は里芋(八つ頭)の子芋の収穫が楽しみです。 試験掘りの結果では大きい芋が入っておりましたので期待大です。
BATATAは期待はずれでしたがCOLOCASIAにがんばってもらいましょう! なぜか笑えますね。
試食会
本日午前11時から早田町の美人「ひまわりの会」の婦人会のみなさんにより、こちらの産物である「くき漬け」、「味噌」、「里芋」をメインにした料理の試食会が開催されました。 もちろん会場は早田町を代表する建物「老人憩の家」であります。
くき漬入りのり巻きです。
くき漬け入り炒飯です。
里芋(八つ頭)の茎の生を湯がき、酢と醤油や味噌等で合えたものです。
この料理は大阪でも、よく食べられ特に産後の婦人には血液を浄化するといわれています。 また酒のあてにも良く合います。
これは上の子芋を湯で、手作り味噌をかけたものです。
この芋は煮っころがしが定番ですが、おいしい味噌があれば、これもいいですね。
イモついでに、これもサツマイモ畑で掘ったばかりのイモをふかしたものです。
これは定番のくき漬けとナマブシです。 白いご飯に混ぜていただきます。
私のお薦めは、やはり、くき漬け入り炒飯で、これはには焼き豚入りとベーコン入りの二種類があり、またそれぞれ、塩麹入りと入らないものの四種類の力作です。
このほかに、くき漬け入り茶漬けで、生のくき漬けやナマブシではなく、それぞれを別々に乾燥させ、完全に水分を抜き、フリカケ状態にし、ご飯にふりかけ塩昆布と一緒に茶漬けにしていただく手の込んだ逸品です。
手の込んだ分、ご飯とお茶さえあれば、すぐに食べることが出来、保存もできる逸品でその味も申し分ないものでした。
里芋の子芋をむく作業です。
美味しい料理のかげには、手間をおしまぬ作業があるのです。
ほんとうに美味しい料理の数々試食させていただき、ありがとうございました。
伊勢海老漁
今月から伊勢海老漁が解禁になり早田の伊勢海老漁師の動きが活発になってきました。
伊勢海老漁は一般的に個人で行います。 昼間午後3時頃に刺し網を仕掛け、夜中から早朝に網を揚げ、網に絡まったトゲ、角を足を外さないよう慎重で繊細な作業を要求され、これがこの漁の重要な部分です。 そして、網は細いので破損しやすくこの補修作業も根気のいる重要な作業で、伊勢海老漁師にはこの個人の資質が要求されます。
私はこの漁には向いていないようなのでが、実際の伊勢海老漁の技術については、やはり早田の名人に一度、伺ってみます。
網の補修の仕事中のようすです。 この仕事には多くの時間が費やされます。
伊勢海老の美味しさのうらにはこのような仕事があるのです。
心していただかねば!