早田産の魚料理
伊勢海老網漁師の方から頂いたウツボです。
海老網にかかっていたものです。
ウナギはさばいた経験があるのですが、実はウツボは初めてで、ウナギの方法で背開きで骨も引くつもりでしたが、さすがウツボくん皮が固く包丁が返されます。
太い骨もなかなかのもので包丁が思うように動きません。
その上このウツボくん海老網の糸を巻きつけたガシラを飲み込んでおり、その魚とウツボの肝を取り出すのに往生させられました。
肝は酒と醤油の付け焼きで、ほんとうに日本酒が合う逸品でした。
身と皮と骨は唐揚げにしましたが、あれほど硬かった皮や骨や身がやわらかく、皮の方もゼラチン質のやわらかさと皮のぱりぱりの香ばしい状態で、少しの塩のみでいただけます。 これはビールとの相性がいいです。
見た目の凶暴さとはうらはらに、味の方は肝や皮でさえ、清らかな美しい味です。
この煮つけはウツボさんのお腹から取り出したガシラです。
この魚も白身の濃厚でありならがら、しっかりとした旨味のある魚です。
一匹の魚から2匹の魚を味わえ、ラッキーでした。
これは海老網に掛かった魚を食べにきたウツボくんが自分もその網にかかり、
最終的に私に食べられてしまったという事です。
今日の早田
今朝も大漁が続いております。 昨日の倍です。
イボダイ(しず・えぼ)こちらではアゴオトシともよばれます。
ブリの他サンマ、サバ、イワシほかイボダイなども、マズマズの数量の水揚げです。
という訳で、今夜はこの魚の料理です。 刺身と唐揚げと煮ものを予定しています。