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ブリのこころ

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 早田のブリの大漁の日にいただいたブリの内臓を冷凍保存していたの思い出し、昨日、自然解凍し、料理しましたので、その報告をいたします。

 ブリの兜(頭と顔)の部分は解体し、既に水煮にてポン酢でいただきましたが、その美味しさは刺身より優るとも劣らないものでした。 やはり、魚のなかで最もおいしいところですので納得です。 そしてブリの卵もその大きさから煮て二度にわけていただきました、日本酒と合わせこれも絶品でした。

 今日の報告はブリのこころ(心臓)の部分で、酒とみりんと醤油でしっかりと煮つけました。 その食感は少し歯ごたえがありますが、硬いというものではなく、濃縮した身の部分のような、小さな部位に相応したもので、その味も凝縮した旨味がありました。 そして肝とは異い濃い味ではなく、さっぱりとしたもので、すこし血を感じる味でしたので、日本酒よりはワインの方が合いそうでしたのでスペイン産の赤ワインと合わせてみましたが絶品でした。

早田の言葉

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早田の言葉について、こちらに来て1か月と少しになりまが、大阪から200㎞位しか離れていませんが、お年寄りどうしで話されるとほとんど分りません。そして、一般の特長としてはなしの末尾に「サァー」が付くことです。 この緩やかな「サァー」は沖縄地方でよく使われる「良いサァー」と同じ使われかたで、東京方面で使われる短い「サァ」、「それでサァ」とかに使われるものとは全く異うものです。

もう一つ特長的なのは、「り」が付くことです。 例えば、「食べりー」とか「〜したやりー」のように使われる南大阪の岸和田でよく使われるものと同じ特長的なことばです。

 私見ですが、大阪とこちらの地方は昔から海道が発達し、隣町の九鬼は水軍時代から海道の要所で、大阪商船の定期船が入り、陸路は難所が多く、熊野詣に代表されるように困難が多くあったようですが、海路は今以上開けていて、海運や漁師の交流があり、遠くは四国や九州、沖縄とも容易に行き来していたのではないでしょうか。

 ことばの話のおまけで、大阪の私のところは「河内弁」で荒い言葉で、巻き舌が入り、これで怒られると非常の怖いもとのなります。 例えば「コラㇻㇻあ、ワレㇾㇾれ、何さらしてけっかる」(興奮すると語尾が吃音になります) 「何されているの」という意味です。 同じスペイン語の巻き舌は非常に上品なものなのです。 たとえば amor(アモール)「愛」という言葉やrosa(ロサ)「薔薇」のラ行の「r」は巻きがはいります。

 今日は荒天で出漁がなく、大雨なので畑仕事もできず、長々と書きましたが、この言葉の話は又つづきますので・・・

プロフィール

早田漁港

southeast

漁業と農業が大好きな永遠の少年で、
自然と山をたいへん愛する人です。

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三重県

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