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田舎のススメ⑤

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 この水資源は地球上で飲料に利用可能な水資源はたったの0.01%で、国際連合による水の危機(WATER CRISIS)の報告では、今後人口の増加や地球温暖化により、更に事態が悪化し、紛争の原因にもなりかねないと危惧されております。

 現在のトイレのし尿処理は、大量の水と上下水道の整備と処理場の設備が必要であります。 したがい、災害などにおいては、上下水道が被災すれば、たちまち使用不能に陥ります。 また、山の上や僻地の上下水道の整備のない場所では水洗トイレの設置が困難であります。

 しかしながら、し尿を江戸時代から日本では畑の肥料にし利用しており、このし尿を汚物として捨てるのではなく、資源化の有益さは、そのし尿がもともと食物が原料であり、消化の過程で、膨大な腸内細菌が存在し、その分解が早く、優れた有機肥料になるのです。

 オガ屑を人工土壌とし、し尿をその中で分解し、細菌を消滅させるバイオトイレは水洗トイレ(WC)に対しドライクロセット(DC)またはコンポストトイレ(CT)とよばれ、全く水を使う必要がないので、水のない場所や下水道設備のない所でも使え、更に水資源の節約に貢献し、し尿の資源化が可能なのです。 

このバイオトイレの主要の材料であるオガ屑は製材、チップ工場の副産物として大量に産出されております。 また日本の山には大量の放置、間伐材があり、この利用も可能であります。

し尿の資源化は農山村地域の地域内循環と次世代の環境、資源問題を一気に解決する可能性が十分あります。

 

 

今日の早田

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今朝10時ごろの早田の港のようすですが、湾内は静かですが、沖のほうは依然波が高いようです。

畑のほうは?

昨日同様に気温も湿度も高いようで、暑くてしようがありません。

一方メダカ池では2本のホースで24時間取水しておりますが、水位が変わらず、池の底の異変しか考えられません。

今日は「ひまわりの会」の会議があり、このへんで・・・・

 

 

田舎のススメ④

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 最も重要で深刻なのは「水」の問題で、UNICEFの白書によりますと、安全な飲料水を得ることが出来ない人は世界で7.8億人にものぼり、不衛生な生活用の水は主要な「死因」であり、「疾病の80%」の原因でるとされております。

 上水道が整備された日本の普段の生活では水洗トイレで快適なウォシュレットで飲料水をふんだんに使用でき、災害時以外は水の大切さは分りにくいです。 

また水資源は食糧生産に大量に必要で、1キロ当たりの小麦では1トン、米では2トン、牛肉では20トンの水が必要です。 そして、食糧の輸入大国である日本とアメリカの両国で世界の水資源の約半分を消費しております。

 この水の危機の原因は水資源の「過剰利用」と「水の汚染」によるものです。 その結果、生物多様性が低下し水の循環が行われず、自然環境の破壊につながつておます。

 この水危機問題の解決には、し尿処理、トイレの問題と生活排水の処理問題の解決が不可欠であります。

現在、水洗トイレや風呂水などの生活排水は合流式下水道で汚水として流しており、同時に雨水も同じ水管で流すため、大量の雨水が発生した場合、未処理の汚水を川や海に垂れ流すことになり環境汚染は避けられません。 

下水処理場では、大量の水で希釈され、汚物として集められ、一括処理されますが、水に可溶な無機成分の汚物は川や海へ流れることになります。

 ・・・田舎のススメ⑤につづきます。

 

 

今日の早田

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今朝10時ごろの早田の港のようすです。 秋晴れの爽やかな天気です。

10月に入り伊勢海老漁が解禁されましたが、台風の影響で波が高く、漁はままならないようです。

 

畑のほうは?

秋晴れの農作業日和といいたいところですが、今日は暑くて汗が吹き出てきます。

レモン畑のレモンも十分なサイズになりました。

今日は「ひまわりの会」の皆さんにより、奈良漬にするウリの陰干しが行われました。

秋本番で、道には何気に栗が落ちているのを良く見かける季節になりました。

 

 

田舎のススメ③

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田舎(農山漁村)のススメ ③

 企業の社会的責任を地域で果たそうということで最近、企業の地域参入が増えてきております。 イメージ向上の為のお金のばら撒きから、本業をとおして社会貢献する、生産における再生可能エネルギーの利用によるCo2の削減や環境に配慮した活動を企業の所在する地域または他地域や、その企業との関係者と広範な新しい関係とコミュニケーションを築き、お互いの利益、金銭的なものから人の交流による新しい関係性を築くというものです。

この新たな企業の社会貢献活動における農山漁村と都市(企業)が組むことにより、限界集落、地域活性化に貢献する一方で企業の新たなビジネスを開発、発掘するためのグローバルな知識と企画力は大きな力になると考えられます。

 それは、企業はその存在、存続意義でもある、会社と社員は一体であり、その社員は会社の利益追求の為道具ではなく、共に利益を追求する共同体であり、社会の一員でありますので、当然その社会の責任と義務を果たすことによりグローバルな発展が可能となるのです。 それは国が国民の犠牲の上に成り立つのではなく、国民のために国が存在し、共同体でなければならないのと同じです。

 企業の社会貢献活動事例のなかではキャノンと三重県大紀町七保での茶畑の再生とそのお茶の商品化に至るプロセスは地域住人とキャノンの社員との交流により、共同での農作業や、子供たちおも巻き込み、リクレーションを織までた特産品の商品開発は注目すべきものです。

一方、シャープの三重工場の多気町の勢和地区では農業従事者の高齢化や獣害により、耕作放棄地が増加しており、こうした農地の保全活動を地域ぐるみで行っておられます。

また、食品関連企業が地域の優良な食材を直接調達し、食の安心、 安全を計る事業展開もあります。

 

・・・田舎(農山漁村)のススメ ④につづく

 

 

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プロフィール

早田漁港

southeast

漁業と農業が大好きな永遠の少年で、
自然と山をたいへん愛する人です。

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三重県

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