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地域おこし協力隊とは

テーマ:ブログ

 わたしが尾鷲市早田町に地域おこし協力隊として赴任し、早くも7か月が過ぎ、約3か月ほど前に新人の地域おこし協力隊員向けの研修がありましたので、その報告と自分自身への再認識の意味で発表します。

 最初に総務省地域創造グループ人材活性化・連携交流室長のことばを紹介します。

「都会を離れて、豊かな自然に囲まれ、歴史や文化で恵まれた地方で質の高い暮らしを楽しみながら、自らの居場所と出番を見つけ、都会では成し得なかった自己実現を手に入れようとしている人たちが増えている・・・・ と同時に地域にとっては直面する課題を解決し、地域づくりをサポートする人材でもある。 

 もちろん、地域づくりの主役は地域住人であり、そのための人材は地域の中でまかなうのが基本である。しかし、小さな地域でフルセットの人材をそろえるのは困難であるし、非現実である。  地域でまかなうことが難しい人材は、ネットワーク力で補い、あるいは外部人材の助けをえればよい。

 とりわけ、外部人材は地域の魅力を再発見し、地域に新たな気付きと活力をもたらしてくれ、活動の場づくり、きっかけづくり、更には、地域づくり推進エンジンとなってくれる」

 この言葉が地域おこし協力隊の概要であり、現在、147の自治体で413名(2011年度)が活動しており、その財政支援は国の特別交付税により、隊員一人につき上限350万円を自治体に給付、支援を最長で3年間支援する制度で、総務省が3年前に制度化し、隊員は年々倍増しております。

 また、先輩協力隊員や自治体職員による事例発表と受入れ地域から学ぶという、成功例、失敗例の現実の事例報告がありました。

 その報告では、よそ者、わか者、ばか者が地域を変えるといわれておりますが、その地域の人たちにとっては、地域おこし協力隊員や支援員は、上から目線のよそ者でしかなく、外部のよそ者なんかに何もできないという固定観念が根底にあり、地域の共通項は排他的であることを併せ依存的で、町の労働力として何でも依頼してくることに、単なる労働力に埋没することなく、その地域に入り込み、共感者、理解者、賛同者が現れるまで、ひたすら無理なく、楽しみながら活動を共に続けることのようです。

 これから地域おこし協力隊に応募しようとされている方に参考になれば、うれしいです。

 

プロフィール

早田漁港

southeast

漁業と農業が大好きな永遠の少年で、
自然と山をたいへん愛する人です。

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三重県

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