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うたおう おどろう

テーマ:早田紹介
ちょっと今さらになってしまいますが、

先日初めてはいだでお盆を過ごしました。

灯籠

いつもと違って人も車もあふれてる

狭いはいだの人口密度がMAXですカエル


はいだも含め、このあたりのお盆は、地元のものとは風習が違っていて、いろいろ面白いこともありつつ、

初めての体験をさせてもらっていました。


その中でも一番は、盆踊り


ぼくも太鼓をちょっとたたかせてもらいました。

全体のリズムをいい具合に散らかして。



はじめはiPodに入れた曲に太鼓をあわせて。

ですが、はいだの本当の盆踊りは、何も音楽をかけずに歌い手さんの生歌(マイクは使いますが)と太鼓のリズムだけで踊ります。

本来は、はいだの高校生が叩くというのが伝統でしたが、今では高校生がいません。


盆踊りipod
もう高校を卒業した若者が二人。


盆踊り高齢
盆踊りは長期戦なので、途中から太鼓も歌もおじいちゃんに。


そして今歌を歌えるのはおじいちゃんが2人いるだけ。

太鼓を叩くひとも減っています。


しかも歌っているところをよく見たら、手書きの古いノートを見ながら歌っているではないですか。

聞くと、昔自分が読みやすいように、別の本から手書きで写したのだとか。


石童丸和讃
『石童丸和讃』


書き写したのは15年ほど前だそう。歌い手を引き受けるときに書いたのだとか。


リズムをとらないといけないから最初は乗り気ではなかったが、当時歌う人が一人しかいなかったから歌い手になったそうです。


この一冊に1曲分。ストーリーになっていて、1曲歌い終わるのに約1時間半。


今の歌い手のもう一人の方は違う歌を歌っています。

十八番の『お熊口説き』という歌。


聞くと、昔は何人かいた歌い手さんが、それぞれ違う曲の歌詞本をもっていたそうです。

盆踊りの時はそれぞれの歌い手さんが違う曲を歌ったそうです。

歌詞は違うが、同じリズムで。



なので、昔は、「あの人が歌うからあの曲がくるな」とわかったのだとか。


若者がへるというのは、まちの活気がなくなるだけではなくて、これまでの当たり前の生活もちょっとずつなくなっていくことになってしまうんだんぁと感じます。

はいだの文化も雰囲気も残すためには、もっとたくさんの若い世代が必要なのでしょう。


ぼんやりしてると、気づいたら盆踊り自体もなくなってしまうかも…


盆の太鼓

仕事も文化も雰囲気も、全部ひっくるめてがまちづくりですねー

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