このサイトは、旧ブログをHTML形式で保存したアーカイブです。最新情報は新しい「おわせの“早田”ブログ」をご覧下さい。

伊勢エビ捕獲作戦

テーマ:活動記
台風が無事に通り過ぎました。

大型との前評判でしたが、実際にはそれほどたいしたこともなく、はいだ周辺は無事にやりすごしました。

以前台風が来たときは食料が底をつきそうになったので、今回は反省を活かし、大量仕入れしてみたのですが、そんな必要もありませんでした。

備えあれば憂いなし、ですが。



さてさて、いつの間にやら10月に入り、今年も少しずつ終わりが見えてきました。

10月1日と言えば、何の日でしょう?


そう、伊勢エビ漁解禁日です!



早速伊勢エビ漁を見学したいと思い、船に乗せてもらいました。

10月1日午後3時ころ。

エビ網出航

まずは網を海に張る作業を行いにいきます。

エビ漁一斉出航

伊勢エビ刺し網漁といい、簡単にいうと、伊勢エビの通り道に網を仕掛け、伊勢エビが網につっこんで絡まって抜けなくしてしまう漁です。

エビ網投入

波もそれほど無く、順調に網を投入していきます。


あとは待つ。


10月2日午前4時前


エビ網修理夜

4時ころ出航だったので、少し早めに浜に出て行くと、すでに網をあげてきた人たちがいました。

伊勢エビ漁前

立派な伊勢エビが採れていました。

自分の乗せてもらう船でも網にわんさか伊勢エビがかかっている姿を想像して期待に胸がふくらみます。

エビ網あげ直前

そしていよいよ出航。

少しずつ港から離れるにつれ、あたりは真っ暗になっていきます。

小さい船のため明かりもなく、遠くに見える他のエビ網漁をしている船の明かりがちらほら見える程度。


そして、湾から出た瞬間…


大後悔です。大航海ではありません。

ちょっとそこまで網を引き上げにいっただけです。


湾から出ると、台風の影響か波が高くうねりが大きい。

小さな船は思いっきりあおられ、水しぶきを受けながら何とか進んでいきます。

これまで船に乗せてもらったときは、ぬくぬくと凪の海を乗っていたため、想像していませんでした。


しかも真っ暗な海の上。
海には夜光虫、空には星が見えて、きれいだなー、とか思いつつ、振り落とされそう(体感値)なのを必死にしがみついて耐えていました。

昔の人はこんな真っ暗な中を木の船に乗って随まで行っていたのかと、船酔いが始まりながら、遠く小野妹子に想いを馳せてしまいます。
彼らのフロンティア精神や、恐るべし。


エビ網引き上げ中

必死すぎて撮れた写真はこれ一枚。

しかもブレブレ。

お手伝いなど少しもできず、網上げ作業をひたすら懐中電灯で照らしていました。


そして無事帰港。

気になる収穫は…


伊勢エビ収穫


しっかり採れてます!

こんなに大量の伊勢エビを生で見たのは初めてです。




港にあがったら、まずエビを網から外してき、その後網を棒につるして海藻などを落としていきます。

エビ網修繕

一通り作業して上の状態に落ち着いてちょうど8時ころ。

私は仕事の時間なので、ここからいつもの仕事に入りましたが、漁師の人たちはこの後網の破れた箇所の補修を永延と行います。

この日は台風が近づいていてしませんでしたが、漁をするときは再び午後3時に網を入れにいき、翌日また引き上げるという作業を繰り返します。


しんどい仕事です。


何のお手伝いもできていなかったのに、お裾分けをいただきまして、晩ご飯は豪華伊勢エビ料理をいただきました。

ありがとうございます。


おまけ
ヤドカリ

でっかいやどかりも網にかかっていました。
たぶん10歳くらいの大きさだそうです。

手に入りきらない…

プロフィール

プロフィール

げんき

地域おこし協力隊

facebookもやってます!!

性別
男性
都道府県
三重県

メッセージを送る

このブログの読者

読者になる
読者数:1人

お気に入りブログ

最近のトラックバック