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早田のこれからは

テーマ:ブログ
 爺ちゃんは、ぼくを抱っこしながら変な言葉を発して
いる。ミルクとミルクの間にぼくは、爺ちゃんに抱っこ
してもらいながら体操をする。
両手を前に出しながらブラブラしていると「バルタン
星人やー」とかそのまま両手をペコペコ動かすと
「あっピグモンやー」右手をあげて背伸びをすると
「ウルトラマンやー」
 「なーんか変なかんじー」でも爺ちゃんが喜こんどるから
体操はしばらく続けることにした。

サンキュー

爺ちゃんは今、「自分は早田の出身や」って何処でも
胸を張って言える事、「早田を誇れる事」って何か、
考えているらしい。
先に書いたブログのなかで、「僕は九州男児やけん」
この言葉がずっと頭の中に残っているらしい。
簡単に郷土愛とかですまされるものでなく…
 しかしこの中に、これから町を元気にしていく
大事な「何か」がかくされていると思っている
みたい。


 村落共同体って言うことばがある。
戦後この組織が壊され、資本主義の世の中が進んだ。
生業がすべて細分化され、複雑になったが日本は
世界に誇れる経済発展をした。
そして、市場原理主義 経済はずっと競争の世界。
自助、共助の大事さが薄らいでしまった。
 早田は、十数年まえに 早田共同大敷組合が
(株)早田大敷に、そして昨年の漁協合併。
早田の中で昔から培ってきた、共同、大敷、漁協の
共同体的組織図が、崩壊した。
これから早田の新しい組織図作りが、必要となる。
この三つの組織は、ひとつでも欠かすことが出来ない。
もう一度、この三つの組織の相互関係を明確にし
もう一つ新しく町の女の人が、働ける会社組織をを作り
出すことが、課題となってくる。

 爺ちゃんはこんな風に考えているみたい。

 季節は今 霜降  霎時施す

 旅人と我名よばれん初しぐれ   芭蕉

今でも早田は…

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 ぼくは、爺ちゃんに長い時間だっこしてもらえる裏技を
あみだした。爺ちゃんが、ぼくを抱っこしている時 ぼくは
うたたねをしながら、わざと笑顔を作ってみるそして薄目を
あけると 爺ちゃんは、にこにこしている。
 ぼくは、この技を3回使って爺ちゃんに1時間以上
抱っこしてもらうことに成功した。

 ぼくの爺ちゃんは、学生時代 なだいなだの「娘の学校」と
いう本を読んですごく心に残ったらしい。
だから結婚して子供が生まれたら、そんな日記を子供に
残したいと思っていたみたい。
でもぼくの母さんの兄ちゃんや母さんが生まれたとき、忙しくて
忘れていた。
 そして、ぼくが生まれた時「ふと」思い出したみたい

 爺ちゃんの独り言

 生まれたばかりの子供は、親に精一杯 手をかけさせるけど
その分面倒をかける人に、しっかりお返しをしている。ぼく達の
笑顔とすやすや寝ている顔を見たとき、子育ての苦労はみんな
吹き飛んでしまうだろう。
でも 夫婦二人での子育ては、大変かもしれないなー。

 独り言続く

 ぼくのおおじいちゃんは、夕方になるといつも小さな子供を
抱っこして帰ってきたみたい。
 おおじいちゃん曰く 「あそこの夫婦は、小さい子供が3人で
夕食のとき 子供が2人になったら夫婦で一人ずつ面倒が見れる
だから1人抱っこしてきた」って でも、おおじいちゃんは酔っ払って
すぐに寝込んでしまうから、おおばあちゃんと爺ちゃんは大変だった
みたい。

 早田では、こんな様に町のみんなが助け合うことができた。
今でも大阪や愛知の若者たちが、早田の大敷で仕事をしている。
そしてその若者たちに、町のおばちゃんたちが、夕食のおかずを
運んでくれる。
 若者たちが、仕事が終わった後酒を酌み交わす中に
町の古老が入って、経験談議が始まる。
 早田って今でも昔ながらのこんな町






世の中が…

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 先日 爺ちゃんに一発、ぼくの必殺技をおみまいしてやった。
爺ちゃんは、ぼくを抱っこしながらオロオロしていたから
必殺技は、当分使わない事にした。

だいすきー
 爺ちゃんは最近、ぼくが寝たふりしながら薄目を
あけるとこわい顔をしている。
そして「世の中が変や」って独り言をいっている。
爺ちゃんは、小さいときから「人を そして相手を思いやる気持ち
相手の立場に立って物事を考えることが大事」って、ぼくのおお
爺ちゃんに教えられているみたい。
だから、自分が一歩ひいて事が収まる時は、その努力をするみたい
 でも、自分の中の価値判断で物事の道理と道徳に反する人には、
はっきり意見をするみたい。

 爺ちゃんの今の立場は複雑で、今の仕事のなかで町のことを
考えたときに 大きな声で発信しなければならないことが、増えているらしい。
爺ちゃんは、自分のことを「俺はへそまがり」って言っている。
たぶん今までの常識が、通らなくなっているであろう昨今、物事を
まず疑って考える。
 爺ちゃんは今、時代の大きな変革期だと思っているみたい。
だから、今までの常識にとらわれていると解決できない問題が、
沢山あるはずだと思っている。
 
 今、みーんなが知恵を出し合って 今までの常識であっただろうことを
もう一度議論する、それはこれからの町の未来にかかわることだと思っ
ているらしい。
 
 ただ 「日本のどこかの党の総裁が、昼食で3500円のカツカレーを
みーんなで食べたのが、市民目線でどうなのか」
これは、爺ちゃんが今言っていることとは、まるっきり違う話。
 たぶん 爺ちゃんの独り言はこれからも続くし また今度、
ぼくが爺ちゃんの独り言をこっそり話してみよう。

 季節は今  寒露 雁きたる
         草木より人翻る雁渡し   岸田稚魚
              

おわせ元気プロジェクト

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 最近ぼくは、ミルクの時間より早く目が覚めて催促をします。
すると爺ちゃんは、おしゃぶりをぼくの口に入れます。
ぼくが、一生懸命 ちゅぱ ちゅぱ してもミルクは口に入り
ません。そろそろぼくの、必殺三段泣きをおみまいしてやろうと
思っています。

 爺ちゃんは、先の おわせ元気プロジェクト 慶応大学 三重大学の
学生たちにすごく感動した様です。

 爺ちゃんの独り言

 学生たちの挨拶や礼儀作法が、社会人としてみてもきっちり
できていたなー 地元の人達への気配りも。
 会の流れも自分たちで役割分担して、自主的に進めていたしー
町の人との話し合いでも、言葉が解りづらいだろうに、一生懸命
聞こうとする真摯な態度や、何かを学び取ろうとか理解しようとする
雰囲気がものすごく印象に残った。

 今回地区が、発信したテーマは問題点が三つ、それも相互に
絡み合っているにも係らず、発表会ではそのテーマの一角を
ものの見事に切り崩した発表だったと思うしー

 そして飯盛先生の交流会での一言  「僕は九州男児やけん」
飯盛先生は、九州にそして自分の故郷にものすごい誇りを持っていて
それが、飯盛ゼミの深く広い根っこと、太い木の幹になっている様な
気がした…
 
 こういう先生に指導を受ける学生は、すごく 幸せだと思う…
お絵かきだいすきー
 ぼくも慶応大学の学生になりたいなー

あんた、ちょっと気が早いのでは ないですかー
爺ちゃんに似て勉強嫌いで、受験勉強もしなかった人間に
なったらどうするのー

  季節は今  「水初めて涸る 」   田から水を抜き取り、
稲刈りに取りかかる

 秋の田の穂の上に置ける白露の
  消ぬべくも吾は思ほゆるかも
                      詠み人知らず
   


プロフィール

雲

ハルと爺

野球もテニスも将棋も釣りも
みーんな下手の横好き
鮎釣り三昧してみたい

ぼく ごはんだーいすき

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