ぼくと爺ちゃんの早田ブログ

　ハル　今日は天気もよいしひさしぶりに
　温泉行やー　清門の湯はやっぱりええなー

　

　ぼくもいきたかったなー

　

　ふと　思い出した。
　
　以前　爺ちゃんがまだ　会社勤めをしていた頃
　大阪本社で数か月研修が　あった。
　仕事が終わるといつも　アグに集合した。
　本社の課長や近くの菊水堂のおっちゃんや
　かしわやの大花さん印刷屋のかわばっちゃん
　いろんな人と一緒にお酒お飲んだ。

　そんな時本社の課長が　いつも歌っていた歌

　夕焼雲　

　帰りたいけどかえれない

　爺ちゃんが　学生の頃
　お盆とお正月に帰ってくる東京のいとこが
　話していたこと

　休みが終わって学校にいくと友達が
　集まってくる　「田舎にいってきたー」
　「田舎でなにしたの」
　早田のはなしをしていると周りの
　友達が　だんだん増えてくる。
　「たぶん　田舎があるのがうらやましいの
　かもねー」

　小学生の頃夏休みにいつも早田にきていて
　魚釣りや泳ぎに連れて行った子が
　「兄ちゃん久しぶり　この子僕のむすこです。」
　そして一緒に魚釣りにいったときのこと
　
　「兄ちゃん　僕には早田っていうふるさとが
　あるけど　この子にはふるさとが無いんさなー」

　爺ちゃんは　何故か胸が締め付けられる思いがした。

　ふるさと　って

　地始めて凍る　　頃