ふるさと回帰フェア

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2010年09月07日 15時07分

ふるさと回帰フェアって知ってますか？簡単に言えば、田舎に住んでみたいと思う方に、田舎暮らしをサポートする県、市町村がブースを出し、相談会を行うことなんですが・・・・・
今年は雰囲気がどのようなものか、どのような展示をしているのか視察してきました。
しかし、相談までは程遠く、みんな先着４００名に配られる１キロのお米と物産展が楽しみにやってきましたという人が多く、残念な気持ちを持った次第です。

なかの雰囲気は午前１０時開場でしたが、こんな雰囲気でした。

三重県から、三重県、熊野市、大紀町、津市が参加されていました。

実は前日にイーデス・ハンソンさんの『熊野古道に暮らしてみて』の講演の後、パネルディスカッションに参加し、よい話が聞けました。
高知県知事が、高知県は工業出荷額全国４７位、森林面積が約８０％の土地柄であることを紹介した上で、森林の持つ公益的機能に着目して、森林税を導入したこととか、新しい価値観が見出せる時期にきているから、もっと田舎のよさをアピールしなければならない。高知県には、おいしい水、食材があり、食べ物がおいしいところであり、そのことをもっと情報発信をしなければならない。

これから、私たちが田舎から都会へ人、物等を送っていた中央集権的な役割から、都会から人がくるしくみをしっかり構築しようと呼びかけをおこなったスピーチはすごく感動し、このようにトップがしっかりとした認識をもって、地域づくりをやるという姿勢を持つ人が多く現れていることに期待しています。

さらに、大分県の竹田市の市長が、地域、歴史をしっかり認識して地域が地域力を学び、自分たちしかできない町をめざす必要があるとの話もありました。

これらの言葉はまさに早田での取り組みと同様であり、このような考え方を皆で共有したいと思います。けど、このような考え方の共有をするには、田舎はもとより、都会の人ももっと時間もかかるのかなと思います。